Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

北海道短期集中観光 2017.9(8)

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All Photo by inos

Windowsに始めから入っている壁紙ではありません! 北海道にはこういう景色があるのです。

この旅行記も既に一週間以上続いていますが内容的にはまだ2日目の夕方。羅臼から釧路へ向かうルートは南西に続く下道。高速道路ではなくても都会の高速道路より快適に走れるのは国内でも他に例がありませんね。

夕方の移動が南西方向という事は必然的に夕日に向かって走る!事となり、全ての景色は立体的且つ鮮やか。おのずと五感も刺激されるというものです。

通りかかった牧草地がすごく綺麗に見えたので50メートルほど通り過ぎたもののUターンして撮影したものが上の写真。この画角40mmで撮影ですよ! それでこのパース。普段見ている写真の感覚からすると20mmくらいで撮っているように見えますが40mmでこのスケール感。つまり途方もない広さだという事です。20mmで撮ったら横幅がこれの2倍になるわけですから広すぎて全部が小さくなりすぎるのです...。

この日は大型の台風が関東付近を通過し北海道に向かっているとあっていよいよ雲行きが怪しくなってきた感じがありました。でもそれが普段とは違った荒々しい雲を作り光に照らされる事で変化に富んだ空の表情が見られました。

ここの道路は他と比べると比較的交通量が多いほうだったのですが、それでも道の真ん中で写真を撮っている余裕があります。遠くに車が見えてもなかなか近づいてきませんからね。北海道は交通事故が起きると大きな事故になると言われていますし、死亡事故も全国1位だと聞きますがこの状況を見れば納得ですね。誰しも知らず知らずのうちにスピードを出しますし、事故が起きても救急車がたどり着くのにどれほど時間がかかる事か...。

 

そして今回の旅は色々ラッキーな事が重なったとしか言いようがありません。牧草地の真ん中に何やら巨大な鳥が2羽立っているのが見えたので慌てて車を止め、農作業用の砂利道をゆっくり入っていくと徐々にその鳥の存在が明らかになってきました。

私がこれまで見た事のない大きさと美しさを併せ持つ鳥、丹頂鶴でした。朝見たキタキツネに続きこちらも北海道ならでは。

牧草の中に何か餌があるのかじっと同じ場所にいたため私は空かさず手持ちのレンズのうち一番望遠寄りの105mmに付け替え息を潜めて近づく事30メートルくらい、丹頂はこちらを警戒しているのか2羽が地上で羽を広げ自分達の存在をアピールしているかのような振る舞いを何度も見せてくれました。

それにしても大きいです。後で知ったのですがこの丹頂という鶴は体長が150cmもあるそうです。私の身長が165cmですから隣に並んでも15cmしか違わない。襲われたら怖いですね。鶴って白鳥の親戚みたいな鳥だと思っていたのでその存在感の違いにびっくり。立っているだけでも美しいのですが、流れるようなフォルムで堂々と飛ぶ姿もまた美しい。流し撮りもなんとか成功といったところ。

北海道にいるとストリートスナップみたいな写真の楽しみは少ないかもしれませんが、ネイチャーフォトにどっぷりハマりそうですね。東京にいるとまず必要性を感じない300mmや400mmが欲しくなりそうです。

ここから釧路までまだ100km近くあり、予定より2時間以上遅れている事に焦り始めた頃...。

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