Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

時代の進歩はどこに価値を見出せばよいのか

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All Photo by inos

音楽にしろデータにしろ近頃めっきり出番の減ってしまったCD。私は比較的若い頃から映像や音関係の仕事をしていましたから、世間一般にCD-Rが浸透する遥か前からレコーディング機材でCDを焼くようなケースが多く、その当時は音源チェックなどの用途で音素材をCDで手渡すと、「すげーCDって個人でも作れるんだ」と驚かれたものですが、今となってはDVDより記録容量が小さく、中途半端なメディアになりつつあります...。

私自身も自宅にあるCD-Rブランクメディアは1年に10枚も使えば多いほうですし、先日コンピューター内を確認したらDVDはともかくCD用ライティングソフトさえ入っていませんでした。時代というものは残酷で、もはやDVDさえブルーレイディスクに置き換わろうとしているのですから、ハードとの兼ね合いを考えると、”大事にしていても一生使えるモノなど無い” というのが現時点での答えのようです。

映像にしても音にしても今はデータとして残すので管理は楽ですが、実体の見えない不安は少なからず付きまといますし、手に取る実感みたいなものは皆無です。そこのところだけはちょっぴり寂しい気がします。

世の中これだけ進んできましたが、自宅の収納にはダンボールに詰まった私のこれまでの作品集がビデオテープやレーザーディスクやDVDでそのまま放置されています。レコード会社が制作関係スタッフに完パケとして送って下さったものですが、非売品のステッカーやシリアルナンバー管理がされているため、ネットオークションに出品したり中古買取店に持っていくわけにいきませんし、いつか自分の作品を見るような気分になった時には、すでに再生できるプレーヤーが無い可能性が高いです...。時間が作れたら、今所有しているプレーヤーが動くうちに2,3本再生させて見ようと思っています。

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