Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

音声コントロールはマイクが肝

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All Photo by inos

昨日の続きみたいなもの。現在私が注目しているのがAppleさんのHomePod。昨年のWWDCで発表され、いよいよアメリカ、イギリス、オーストラリアで同時発売となるApple製のスマートスピーカーですね。

スマートスピーカー、つまりはネットワーク接続を前提とした音声認識型スピーカーはIoTを地で行く今注目のプロダクツ。現在はスピーカーの形をしていますが近い将来はロボットの頭脳になるのは目に見えるわけで。

今更ながら私がそこに期待する理由は、スマート家電の音声コントロールが思いのほか便利と感じているから。着替えをしながらだったり両手に荷物を持っている状況でもスマホに話しかければ部屋の照明が点きますし、深夜にトイレに目覚めても真っ暗な中で照明のスイッチを探す必要もありません。ふかふかの布団にもぐってしまってから「あ、照明が点いてる!」という時も話しかけるだけで消してくれますし。

むしろそれに慣れてしまうと、エアコンやテレビを点けるのにリモコンを持つ事がおっくうになってきます。私の場合SONY製の学習リモコンHUISを使っていますからあらゆる家電が一つのリモコンで集中操作出来るのにそれすら面倒になるのです。人はこうしてダメになっていくのでしょうか...。

さて、音声アシスタントによる家電コントロールならiPhoneのSiriで実現できているわけですが、そこにスマートスピーカーが必要になる理由はただ一つ、音声認識の反応改善です。音声コントロールの核としてSiriを活用してみると自分の声をどれだけ正確に拾ってくれるか!という点が快適性に直結すると最近分かってきました。

iPhoneの基本設計は電話であり手持ちで使う距離での使用が前提のため、例えばテーブルの上に置いたまま離れた場所から話しかける!みたいなシーンでは「Hei Siri!」の呼びかけになかなか反応してくれず何度も大声で呼びかける事になるのです。期待する結果が得られない場合は音声認識を諦めスマホを手で操作する...なんて事もしばしば。それなら最初から音声コントロールなど使わないほうが便利だなと。

そこでHomePodの登場というわけです。内部にはいくつものマイクが仕込まれており、音楽再生中でも隣の部屋からの呼びかけに反応すると言われています。まさにほしいのはそれくらいの精度。

同じようなスマートスピーカーならすでにAmazon EcohやGoogle Homeがリリースされており、いずれもホームオートメーションハブとして機能するので親戚みたいなものですが、それぞれ利用できる音声アシスタントが異なり、AmazonならAmazon Alexa、GoogleならGoogleアシスタント、AppleならSiriという具合に基本的な縛りがあります。

スマホならiPhoneにGoogleアシスタントアプリをインストールして、SiriとGoogleアシスタントを併用することも可能ですがその場合も最初のアプリ起動はハンズフリーというわけにはいかなかったりするようですから、音声コントロールを基本とするスマートスピーカーの場合は自身が利用するハードメーカーに統一するのが良いでしょうね。

音楽を聴くスピーカーなら自宅で愛用するものがあるので私の場合そこはオマケ程度で良いとして、とにかく音声認識精度の高いマイクを今は心待ちにしています。

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