Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

無駄をそぎ落としたら美しさが残った

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All Photo by inos

どこからともなく「蔦屋家電がリニューアル」との情報を入手していたので久しぶりに二子玉川まで。

家電量販店なら何も買わずとも見ているだけでワクワクして楽しかった若い頃と違い、今はかなり要求が高くなった私。それでも蔦屋家電は目移りするくらい面白い。とは言え衝動買いに至らなくなったのは安価に購入出来るネットショッピングの影響が大きいと思います。

家電製品に関してはネット販売でも偽物を掴まされない限りは期待通りの物が手に入るのが常ですが、そうはいかないのが植物やアクアリウムみたいな現物販売の世界。数字で表されない魅力というのはそこへ足を向ける意味を感じます。

で、蔦屋家電の店内で一番魅力的なエリアがここSolso Home。流行を取り入れながらもさり気ないオリジナリティを形にする現代的なボタニカルショップ。植物って無くて困るものではないけれど、あったら安らぐとかほっとするとかそういう存在だと思います。言うならば「生活 + α」。プラスαだからそこに少しの豊かさを感じていたい。見栄え、展示方法、主張しすぎない存在感、豊かさに投資してみようと覚悟させる贅沢な価格設定、その全てにおいてSolso Homeは上手くバランスしていると思います。

今日見つけたのは他とは一味違うハーバリウム。近年はオシャレなインテリアショップなどへ行くと猫も杓子もハーバリウムってなくらいに流行っていますが、そのどれもが極端にカラーリングされたビビッドなものばかり。確かにキレイですがインテリアとの調和という観点で言うと難しそうな気がします。そして派手なものって飽きも早そうな。

しかしSolsoのハーバリウムはプリザーブドフラワーではなくナチュラルカラーのドライフラワーだけで微妙な色を表現。ハーバリウムにありがちな ”詰め込みすぎ” はシリコンオイルの中でドライフラワーが浮いてきてしまう事への策ですが、Solsoのものは適量の素材で見栄えのするレイアウトになるよう組み合わせる素材を工夫し密になりすぎないアレンジで浮遊感を出しています。これは小さいビンより大きなビン程気を使う部分であり結果に表れやすいと思います。こういうセンスというのは誰かに教えてもらうとか何かの法則だとかそういう事ではなく、上手い人が絵を描くみたいに作った人の個性がそのまま形になっている気がするんですよね。Solsoはボタニカルアレンジ全般において特別上手いと思います。

写真撮影禁止の蔦屋家電ですが、ショップの方にお願いしたら快く承諾して頂けたので撮る事が出来ました。そして1時間後には大きいほうのボトルを提げて帰る事に。難しいものではないので自分で作れば良いんですけどね、今日くらいは自分へのプレゼントで良いかなと。

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