子供のケンカの原因というのは大人からしたらほんの些細な事だったりします。○○君がルールを守らないとか、おもちゃを貸してくれないとか。でもそれを解決する手段はそう多く持ち合わせていないのでひたすら泣く子がいたり、モノを投げるなどの反撃に出たりする。私もその昔、兄の腕によく噛みついたものです。

子供も大人も欲の深さというのはそれほど変わらないように思います。自分の思い通りになってほしいという気持ちは大人になったら薄れる．．．というものではなくて、子供の頃よりも周囲の状況に気を配れるようになる事で自分自身をコントロールし感情を抑えられるだけの事だと思います。結果的に意思を貫く事の他に協調性というものを身に付けるのだと。

十人十色と言いますが、人というのは各々が自分なりの思考を持っていて時には人の意見と食い違う事もありますが、そこはお互いの協調性で上手くバランスをとりながら毎日を過ごしている．．．むしろ他の動物ではなかなか真似の出来ない ”助け合い” の精神までも磨く事が出来ています。

ルールというのはその者の意思に任せておいたら成り立たない状況に用いられる手段だと理解しています。車に乗る人が皆譲り合う心で動いていたら街に信号機など無くても成立する。とはいえあまりに交通量が増えれば中には強引に交差点に進入する人だって出てくる。だから仕方なく信号機を設置してルールを作る。

テレビのニュースではアメリカがシリアに対し攻撃に出たとアナウンスされていました。争いというのはいつだってそのルールを守れなかった事をきっかけに起こる事が多いです。大丈夫でしょうか。