気分的には 「いよいよ11月か」というところですが、本当はもう12月も数日が過ぎてしまいました。今年は夏が暑く長かった分だけ秋が短かったという事なのでしょう。

子供の頃はよく家族で、春にはお花見をして、秋には紅葉を見に行ったりしました。家族の誰も酒飲みではありませんでしたから、お花見といったら真剣に花を見て、紅葉と言えば山奥まで行ったりして「やっぱり夕日に照らされる葉っぱは奇麗だ」なんて言っていた記憶があります。勿論、”花より団子” という言葉は知っていましたから、お花見や紅葉狩りは、飲んで食べて．．．という仕来りにも似た行事だという認識はありましたが、どちらかというと ”飲む口実” のように扱われている最近のソレは正直東京に出てきて知りました。それって花火大会に花火を見ないようなもので、少し勿体無い気がするのは私だけでしょうか。

山まで行かずとも、公園や並木道で色づいた紅葉が見られるのはむしろ都会の方が多い気がします。きっと季節によって奇麗に見えるような樹木が選ばれて植えられているからなのでしょう。でもやっぱり共通して言えるのは、それらは夕日に照らされた時が一番奇麗に見えるという事．．．。