近頃読んでいる本があります。私の場合目的があって買いに行く以外に本を購入するという事は人より少ないと思いますが、この本は街を歩いていて暑さから逃れる目的で飛び込んだ書店で見つけ直感的に手に取り購入に至りました。以前知人から頂いたQUOカードがあったので本をプレゼントされたと受け止める意味もありました。

「知らない人に出会う」タイトルもさる事ながら表紙の写真も素晴らしいですね。

知らない場所で知らない人に会ったらまず挨拶をしてみましょう．．．みたいなところから始まり、そうやって声を掛けられた人の心にはどのような感情が生まれるかとか、日常の決まり切った会話にいつもとは違った視点から思ってもいなかった答えが返ってきたりして心躍るような風穴を開けられる．．．とか、至極まっとうな事が書かれており好感が持てる内容であることは、数日で半分ほどしか読めていない現時点で感じ取れる部分です。

以前お付き合いさせていただいていた女性とのデートの場で、私がショップの店員さんに嘗てそのお店で購入した商品について質問をすると、「店員さんは今仕事中なんだから話しかけちゃダメ、むこうは迷惑だよ」みたいな事を言われた事がありました。人生は一期一会、自分とは違う環境の人とでも共通点を持つ事で毎日は楽しくなる！くらいに考えている私としてはそれがなぜダメなのか理解できませんでしたが、今になってこの本を読んでみても解決しないどころかむしろ「やっぱり知らない人とでも気軽に話せるって悪い事じゃないよなぁ」なんて事を考えたり．．．。彼女が言いたかったのはそれを踏まえた上で尚その先に相手に対する思いやりを持ちなさい！という事だったのでしょうね。

人は慣れ親しんだ友人よりも、初対面の人には思いやりを持って接する傾向があると思います。そういう意味では知らない人と話す時の貴重な一面こそ自分がこれから大切にしていかないといけない姿勢なのかな．．．そんなことを感じています。