東京都内の人口が極端に減るタイミングというのは1年に2回だけで、想像通りお正月とお盆がそれにあたるわけで、テレビの渋滞情報を見ていると東名高速や中央道が20kmや30kmの渋滞と騒がれる中、都内の様子を上空からとらえた映像からは浅草寺みたいな観光地を除いては確かにスカスカな感じが見て取れました。

それでも原宿みたいなところはやはりいつでも賑わっているわけで、逆に夏休みを利用して地方から東京へ遊びにくる観光客でごった返しているのでしょうね。そういう意味では学生さんが多いような気がしますがもともと若者の街ですから真相は分かりません。

人と違った事をやってなんぼ！人に見られてなんぼ！ がここのルールですから、色んな人がいますし色んなものが売られています。写真も喜んで撮らせてくれますし、この街を見ていると「インスタ映え」という言葉のルーツもおのずと分かってくる気がします。

今の日本は平和で自由な国というイメージが強いです。思うがままに個性を主張し好き勝手に出来るのが現代です。でもそれを皆がやり始めたら少しくらいの個性では環境に埋もれてしまうでしょう。人は欲張りな生き物で自分が一歩だけ先を歩きたいという野望を持ち続けて生きています。個性で溢れた街でそれを実現しようと考えればそりゃ派手になります！　見てもらうための努力や工夫は相当なものだと思います。

何が言いたいかと申しますと、近年はテレビが見てもらえない時代と言われています。それは決して内容が退屈になったわけではなく、YouTubeとか、インターネットとか、コンテンツに触れる環境が多様化したことにより視聴者が分散しているのだと思います。

案外渋谷や原宿から学ぶ事、沢山あるのではないでしょうか。