Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

北海道短期集中観光 2018.8(1)

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All Photo by inos

昨日の晩は早めに眠りにつき今朝は始発に近い電車で北海道へと飛びました。仕事ついでのこの週末が実質私の夏休み。思えば私も北海道はこれまで色々なところに行きました。細かなところを言い始めたらキリはありませんがおおざっぱに言うと道北と道南が未だ未開拓エリア。という事で今回は最北端目指して札幌からドライブです。

まあでもあれです、雨男の私の事ですから今回も多分に漏れず...。それも大型台風19号と20号の合わせ技で雨以前に飛行機は飛ぶのか?という心配からスタートでしたね。幸い台風は2つとも昨夜には温帯低気圧に変わったとかで勢力は弱まったようですが、でもそれって天気予報の気圧配置の図から「台」が消えて「温低」というマークに変わっただけで、雲と雨と風はそのまま突進してくるわけで...。一応飛行機は元気よく飛んでくれて無事に北海道には降り立ちましたが、東京は朝から30℃近い蒸し暑さでピーカンみたいな天気でしたがこちらは当然土砂降りなのは予想通り。最高気温は20℃程度ですが強風が吹き荒れているため七分袖のシャツ1枚では寒いくらいです。ウインドブレーカーのようなものが最適かもしれません。

 

オトンルイ風力発電所は何かのTV-CMのロケ地としても使われていた気がしますし、観光案内のパンフレットなどに載っていたりもするのでもうおなじみのスポットなんだと思います。ただ発電所は観光地ではないのでこれを見るための写真撮影スポットが準備されているとか、多くの観光客がごった返しているという事はありませんでした。むしろここに車を止めて写真を撮っているのは私くらいのもので、他は時々車が高速で走り抜けていくばかり...。今日が横殴りの雨だったというのも一因かと思いますが。

そう、これらの写真、単なる曇り空のように見えますが外は結構降っているんです。だからと言って濡れたくないから車内から撮影しているわけではなく、私の目で走りながら見たときの印象に近い形で残しておきたかったので窓枠込みのフレーミングのものを採用しました。勿論車の外観込みとか風車だけとかずぶ濡れになりながら外でも撮影したんですけどね。もうカメラなんかびしょびしょで防塵防滴でもさすがにどこか水が入ったんじゃないかと思うくらいに。2枚目の写真は風力発電所の近くで見かけた可愛い建物。それが何かは分かりません。

こちらはサロベツ湿原センターの様子。先ほどのオトンルイ風力発電所からは距離にして15kmほどの場所だったと思いますが、北海道も札幌以外は渋滞知らずなので車での移動が実にスムーズ、十数分で到着です。

サロベツ湿原はその昔海とつながる大きな湖だったらしく、そこに生えた植物が分解されないまま積み重なり出来たのが今の湿原というわけです。ただ、この湿原には奇妙な形の船らしきものが草むらの中に残されており、「これは何か?」とスタッフの方に尋ねたら、やはり船であることは間違いなく、湿原から泥炭を採掘するための専用舟なのだそうです。気温が低く湿度が高い環境下では植物は枯れても完全に分解されないまま積み重なり、それが長い年月をかけて溜まり出来たものが泥炭というわけですね。泥炭石鹸って売っているのを見たことがありましたがこれが原料だったのか!と脳内のシナプスが繋がった気がしました。

天気さえ良ければこの遊歩道を歩くつもりでいたのですが、さすがに雨の中を傘を片手に歩いてみても辛いだけですからね、ここもずぶ濡れになりながら上の船の場所まで走っていき写真だけ撮り足早に屋内まで戻ってきました。このサロベツ湿原センターという施設はとても清潔感があり管理が行き届いていて、こういう貴重な湿原を管理するくらいですから、施設から排出する水もそこに含まれる栄養分で湿原の環境を変えてしまわぬよう4段階の浄化を行うのだそうです。靴に着いた泥なども徹底して管理するのでしょうね。

スタッフの方の案内もとても丁寧で色々教えてもらいました。この湿原の話に留まらず稚内周辺の観光の事や写真スポットの事など。案外突っ込んで聞いてみると、「私も広島出身でこちらの事はまだ詳しくないんです」みたいな感じでかっこつけず正直ベースで話してくれる辺りは逆に親切だなぁと感心しましたね。なんだか見習うべき姿勢だったように思います。

雨でも北海道らしい写真を撮りたいと、ドライブ中もあちこち気にしながら走っては車を止め頭から濡れながらシャッターを切る、度々そんな事を繰り返していました。東京と違って自分のすぐ後ろを車がくっつくように走ってこないので急停車しても迷惑をかけることはありませんし時にはバックすることも可能で、ドライブするならこういう土地だよなぁとしみじみ感じましたね。

今日はこの後もいくつかのスポットを周っていますが例によって掲載写真の準備に時間がかかるため今日はこのへんで...。

 

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