Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

秩父で有名な氷柱を見てくる

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All Photo by inos

せっかく奥秩父まで足を伸ばしたのですからこの時期このエリアで有名な ”氷柱” を見てみることにしました。

秩父には氷柱で有名な観光名所が3カ所ほどあるようですが、今回訪れたのは三峯神社から一番近く車移動で30分ほどの距離にある三十槌の氷柱(みそつちのつらら)。この日の外気温は3℃くらいありましたがこうして氷柱が出来るくらいですから日当たりは悪くその周辺だけやたら寒い感じ。

道路沿いの駐車場に車を停め歩くこと2分くらいでこの絶景。つららって私の生まれ育った長野では家の屋根から垂れ下がるように出来るのは見た事がありますがこんなふうに山の斜面が全面つららで覆われるようなものは見た事がありません。

幸い川を挟んで向こう岸に見えるこうした氷柱。歩いて辿り着けないから安全が確保されていますが仮に歩いて行ける距離にあるとしたら真下を歩くのは自殺行為。こんなふうに特大で鋭利なヤリみたいな氷が無数に垂れ下がっているのですから危なくて仕方ありません。

ここ三十槌の氷柱は岩肌に滲み出る湧水が徐々に凍ってこうした芸術的な氷柱を作り上げるそうですから速い話が鍾乳洞が出来る原理と大きく変わりません。と言う事は地中から滲み出す水が多くなるような天候が続いた年は氷柱の規模も大きくなるでしょうし、水不足が叫ばれたような年は氷柱も小さくなるのでしょうね。今年の規模はどれほどのものなのでしょうか?

西武線の電車の中吊り広告にもあるように、ここ三十槌の氷柱も夜にはライトアップが行われ昼間とは全く異なる幻想的な表情が楽しめるようです。我々は帰宅時間の問題もあり日の高いうちに見るに留まりました。

やはりここは秩父でも有名な観光地。単に山肌に氷柱が見られるというだけでなく観光地なりの盛り上がりを見せています。温かいコーヒーや甘酒が頂ける喫茶や、冷えた体を温められるような焚き火が行われていたりして、快適に大自然を楽しめるような工夫が見て取れました。しっかり駐車料金も取られますけどね...。

シーズンオフの夏などはここはどうなるのでしょうね? 川遊びができるとかキャンプ場として使ったりするのでしょうか。秩父は埼玉県の中でも自然が豊かですから近年のアウトドアブームは追い風でしょう。

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