Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

これもエントロピー増大則のひとつか

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All Photo by inos

年々ハロウィンの盛り上がりは勢いを増している気がします。本番は10/31らしいですが、どちらかというと日本は直前の週末のほうがあちこちでイベントが行われているようです。

先日も近所の公園では子供達を集めて先生指導のもとちょっとしたパーティーが行われていました。上の写真はその時のもので、きっちり管理が行き届いており、数か所に置かれたカボチャのオブジェより外に出ないよう指示されているのか、子供達は遠足に来た小学生のように良い子にしていました。

そんなほんわかした光景を見かける一方で、テレビのニュースでは各地で事件や事故が起きているとも報道されています。特に近年は渋谷センター街付近は仮装をした若者でごった返していると言いますし、今年は一般の軽トラックをひっくり返したり、痴漢行為が行われたりと、ハロウィンとは名ばかりの荒れた街になっているようです。

恐らく渋谷に集まる若者の中でもそこまで度が過ぎた行為をするのは一部の人だとは思いますが、だからと言って「自分はその場で見ていただけだから関係ない」とか「雰囲気だけ楽しみに行った」とかは思わないで頂きたいですね。そこへ集まる人の集団がその場の空気を盛り上げ、普段は大人しい人でさえその空気に載せられて気持ちが大きくなってしまったり、仮装をし個人が特定しずらい状況にある事で多少の無茶は許されるような錯覚は、毎年問題視される成人式のいざこざに共通する部分があります。

そして何より、「私はあのハロウィンイベントに仮装をして参加したけれどお行儀よくしていました!」と訴えたところで、世間からは「ハロウィンで渋谷に集まる若者達」とひとくくりにして呼ばれるわけですから、良いも悪いもなくそこにはマイナスイメージが重なります。

秩序は放っておくと無秩序に変わっていきます。エントロピー増大の法則はまさにそれを一言で表す言葉とされていますが、今の日本は異常なくらいその勢いが激しい気がします。無秩序に移行するのが自然現象だとするならば人は意識しない限り秩序を守り続けられないことになります。そしてそれが出来るのが人なんじゃないかとも。

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