Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

かなりお得なクロスグレード

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11月に行われたInterBEE(国際放送機器展)にて発表されたPro Tools 9ですが、私もそれなりに気になってはいたものの、自宅のPCにインストールされているPro Tools 7をすぐにアップグレードしようとは思っていませんでした。もともと自宅で使用していたものはFocusriteのマイクプリアンプ内蔵デバイスをセットにした元祖M-BOX。

最新ソフトウェア9の最大のトピックスは、これまでPro Toolsが専用デバイスをドングル代わりにしてライセンス管理を行っていたところ、iLockによるオーサライズ管理に移行する事で完全なるソフトウェア販売へと変更した点です。これによってWindowsならASIO、MAC環境ならCore Audio準拠のデバイスであればユーザーがハードウエアをチョイス出来るという自由度が一気に広がりました。勿論iLockさえ持ち歩けば外部デバイス無しにも起動出来るメリットもあります。マイクやライン入力を必要としない作業であれば随分シンプルな構成も実現出来るというわけです。

さて、なぜ私がリリースから1カ月半も遅れてこのような話題を出しているかと言えば、それは最新ソフトウェア9では、標準でOMF/AAF/MXFファイルの読み込みをサポートしているという情報を得たからです。これまで(少なくとも私が使っている7)は、OMFやAAFを読み込む為にはPro Toolsソフトウェア以外にDV Tool Kitが別途必要でした。Pro Toolsソフトウェアが3万円ほど(ハードウエアデバイスの性能を考えなければ)で入手可能なのに対し、DV Tool Kitが確か16万円ほどしていましたからちょっと手が出ずにいたのですが、それが今や標準機能だというのですからちょっと気持ちが揺らぎます。

以前のバージョンからのクロスグレードであれば2万6千円程で最新の9にバージョンアップ可能ですから、私も現在検討中。映像や音楽業界で仕事をしているとPro Toolsとのデータ渡しが結構ありますから日頃から動作検証用ツールとしても重宝しそうです。

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