Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

楽しいと感じるなら良い結果が生まれる

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All Photo by inos

朝から晩まで頭を使った1日。三十代も半ばになってsin、cos、tanなんて三角関数を眺めてみても、寝つきの悪い夜に唱える呪文にしか見えなくて、なかなか結果に結びつきません。

映像や音声に携わる仕事をしていると、色や、明るさや、動きや、ざわめきなどには敏感になりますが、頭を使う事といったらせいぜい時間を計算するくらい。映像の合成をするような場合はエフェクトプライオリティを考慮する点や各プロセスを減らす手順などを考えはしますが、いずれも ”パソコンソフト” に対する慣れがその多くをカバーするような気がしています。

例え得意分野であっても、しばらく使わなかった知識や記憶はどんどん曇ってしまうものですね。

それに、既にあるモノを理解するのも難しいと感じる事ばかりですが、新しく何かを作ったりゼロから何かを発想しそれを飛躍させていくのも、ある程度先を見定めるための知識や経験が必要ですから、私もまだまだ足りない事だらけであることに気付きます。

日々の生活はモノに囲まれていて、何か目的を達成しようと思ったならそれ用に準備された ”誰かが考えた便利な道具” が大抵揃っていますから、そのために道具を作るとか、何に使うのか分からないが先に道具だけがあるような状況で、それをどう活用しようか...などと考える事は稀です。でも映像や音声を扱う芸術的表現というのは今や使い切れないようなコンピューターの機能をどう自分なりにアレンジするか...という時代になっているのが現状。その手段が芸術的かどうかは別として、生まれてきた作品が過去より技術の進化のぶんだけ時代にマッチしたモノになるのなら、難しい機能を考えたり使いこなすための努力も大いに意味があるというものです。

お金をかけずに色々な事がパソコンの画面で試せる時代。ぼーっとしていては勿体無いですね。

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