Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

青ヶ島・八丈島・短期集中観光(5)

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All Photo by inos

無事に昨夜東京へ戻ってきました。八丈島への往復の飛行機、青ヶ島への往復のヘリコプター、共に天候に左右されやすく運が悪いと2週間も帰ってこられなくなる事もあるそうですが、私は運良くスケジュール通りに楽しんできました。

今日からは2月9日の朝、青ヶ島から八丈島へ移動してからの様子をご紹介していきます。

今回の短期集中観光は2月7日からの4日間、前半2日間は青ヶ島、後半2日間が八丈島という段取りでしたが、青ヶ島についてはそれなりに細かく計画を立てていたものの、八丈島に関してはいくつかの観光スポットをマークしていた程度。

せっかく来たのですからこの2日間でどこを押さえておくのが良いのか、見逃しているポイントなどあったら後のフェスティバルですから、まずは八丈植物公園内で話を聞いてみる事に。看板の後方には本来であれば八丈富士が見えるはずですが生憎の天気で雲隠れ。それでもこの日の東京は雪になるような話でしたから、曇りで済んでいるのはラッキーだったかも。

八丈植物公園にはビジターセンターがありますから、植物園の話だけでなく島全体の情報を収集する事ができます。空港からほど近い立地であるのもこれから観光をスタートさせる身にはありがたかったですね。

とはいえ園内に観光客の姿はまばら。そうです雪の影響で羽田から八丈島へ向かう飛行機が全便欠航になりましたから3連休の初日だというのにお客さんが少ないわけです。

こちらではアシタバのソフトクリームを頂きました。

同じ東京都ではあるものの、八丈島は緯度で見ると熊本県くらいの位置ですから随分暖かいです。道路沿いに生えている樹木もどこか南国風ですし。

植物園の温室に入ってみましたが、2月だというのに初夏のような気温で、あまりじっくり見ている快適さはなく、暑さが苦手な私はすぐに出てきてしまいました。もしかすると火山の地熱なども利用しているのかもしれませんね。珍しい植物があったら写真に残そうとも思いましたがカメラのレンズが曇ってしまい思うようにはいかず。

ビジターセンター内にあったのが “光るきのこ”。夜光塗料のように暗い場所でぼんやり光るものですから、暗室のような環境が準備されていました。お客さんがいないのを良い事にカメラをテーブルに置いて15秒間の長秒露光にて撮影。星に比べれば随分明るいので簡単に写せます!

八丈島といえばキョン。園内の一角に飼育エリアがあり10頭ほどがゆっくり暮らしておりました。私もあまり詳しくはないのですが、要するに小さな鹿ですね。大人なのに子鹿みたいなサイズ感といえば分かりやすいでしょうか。

人がいると気づくと餌をくれるのかと思って皆いっせいに近づいてきますが、何もくれないと分かると途端に離れていくあたりはしっかり者のようです。

どこかの知らぬおじさんがそこいら辺で取ってきた木の葉を枝ごとキョンに与えながら、私に話しかけてきた内容は「コイツも鹿だっていうなら食べたら案外美味いんじゃないかな?」...キョンはそんな話をされているとはつゆ知らず貰った葉っぱを一生懸命食べていました。

足元に転がっていたなんでもないような岩に自生した苔がとても美しかったです。ちょっと普段あまり見かけないタイプの苔ですね。

八丈島は丸い玉石を積み上げた石垣が有名らしいです。実際に行ってみると、ここぞ!というスポット的な存在ではなく、ここいら一帯に多く見られる光景でした。

その昔浜辺に打ち寄せる丸い石を拾い集めて並べたものだと思いますが、よくもまあこれだけ粒揃いを集めたものだと感心させられます。石の模様も相まって、これのジオラマを作るならウズラの卵を用いるのが手っ取り早い...そんな事を考えたのは私だけでしょうか。

この近所には ”ふるさと村“ と呼ばれる昔ながらの建物があるはずだったのですが、今は単なるさら地になっており、建物は火事で燃えてしまったそうです。

空港からここまで移動してみて、地図のスケールと移動距離と所要時間が大体掴めたところで、いよいよ島巡りスタートです。

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