Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

青ヶ島・八丈島・短期集中観光(6)

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All Photo by inos

ビジターセンターのスタッフの方からは八丈島を1日半で一巡するのは難しいかも?と言われましたが、そこはいつもの弾丸スケジュールを遂行する私ですから何とかなるだろうとまずは島一周のドライブに出ました。一通り見た後にじっくり見たい場所へもう一度行ったとしても車ならその移動時間はそれほど気にしなくても良さそうな手ごろな島のサイズ感。

裏見ヶ滝は私もテレビか何かで見たことがありました。その名の通り滝の裏側に入ることの出来るスポットですね。

想像と少し違っていたのは隣接する道路からは結構山の中に入り込んでいる事。遊歩道のような山道を10分弱歩いていく感じで最初だけそれなりにアップダウンがあるため、ツアーで来ていた年配の観光客の団体さんのうちそこで行くのを諦めていた人もいたくらい。よほど足腰弱くなければ大丈夫だと思いますが、年配者には少々きつかったのかも。

こういう場所に来るといつも考えるのですが、ここを観光スポットにしようと考えた人は凄いですよね。最初は遊歩道なんてないわけで、ジャングルのような密林の草木をかき分け見つけた滝を名所とするために道を作ったわけですから。何事も最初に一歩を踏み出すのにはエネルギーがいるという事です。

私が到着した時刻は写真を撮るのに最高のタイミングだったようで、太陽をフレーミングすることが出来ました。写真は斜光か逆光を基本と考えると立体感が出ますが、こうした大自然相手の場合はこちらの都合で撮影ポジションが選べないだけに訪れる時間帯が重要ですね。

さて裏から見た滝はどれほど綺麗だろう?と期待しましたが、実際は足元がビシャビシャで泥んこにならないように通り抜けるのが精いっぱいでした。いっそもっと水量が多く、滝越しに向かいの景色が見えないくらいだったら感想も違ってきそうですね。そればっかりは季節に左右されるのかと思います。

八丈島でも例外なくレンタカーを借りていました。予算をケチったこともあり充てがわれた車は青ヶ島に続き12万キロ走行のスズキワゴンR。人生初のコラムシフト。オートマ車ではありますがコラムシフトって何が便利なのか全然分かりません! そしてターボとか気の利いた装備はなく上り坂の牛歩な速度感は大自然の景色を満喫するのにもってこい。

後にこの車で八丈富士に2度上ることになるのですが、よく走ったなぁと褒めてあげたかったです。

天気が良ければ夕方に訪れる事をマストと考えていた場所が南原千畳敷。ここから見る夕日は特別美しいらしい。だから天気が良ければ...。この日は生憎の曇り、というか雨が降り初めまして雨具無しに外で頑張るのはちょっと難しいレベルでした。

それでもしつこく私が滞在した理由は、この場所天体撮影には最高の場所っぽい!という事で深夜に再訪するためのロケハンも兼ねていました。

足元は一面真っ黒な溶岩で複雑な地形、目の前の海には大平山、当然光害は最小限で南西にカメラが振れるとくれば、遅い時刻に挑む冬のオリオン座と天の川にはもってこいのロケーション。

何とか深夜に晴れてくれないかな?と願いましたけどね。想いは届くことなく朝まで雨でした...。まあ今回は青ヶ島で奇跡の1枚が撮れたのでそれで良しとしましょう。でもいつかまたここでチャレンジしてみたいですね。

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