Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

こういう場所が適している

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All Photo by inos

結果的に成果物少なめだった今回の天体撮影ですが、一応現地の環境など触れておこうと思います。

毎回こんなふうに撮影風景を簡単に撮ってきますが察しの良い方はもうお分かりだと思いますがそのためにカメラと三脚をもう1セット持っていっているという事です。山登りは結構大変です...。

遠目に見ると実にカッコイイ ”本格的な撮影装置” に見えますよね。先日購入したばかりのユニテック製極軸微動ユニット(早い話が天体専用雲台)も組み合わせて今の私にできるフル装備。でも実はその微動ユニットとカメラ以外は全て中華製でして有名な天文メーカーのものと比べると数分の一の予算で組みあがっています。

今回はこの新規導入した極軸微動ユニットのおかげで極軸合わせが非常に楽になりました。同時にスカイメモSなる赤道儀には極軸望遠鏡が内蔵されているためかなりの精度で軸を追い込むことが出来ます。この軸をどれだけ正確に合わせられるかが天体の追尾精度に直結し、今回から中望遠レンズでの撮影が可能になったのはこの2つの理由によるものです。望遠鏡を覗きながら雲台のネジを回していけばセット完了。しかも調整はものの1,2分でOK! 今まで20分くらいかけて行っていた作業はいったい何だったのか!

しかしこの微動ユニットはスカイメモS用に設計されていませんから傾斜ウェッジへの固定位置に若干の不安を覚えます。取付位置が先端過ぎるでしょ! 強度的には問題なさそうですが、重量バランス的にセンターから外れすぎているので撮影中に風が吹いたら三脚ごと倒れやしないかと。三脚の重心もずれてしまうので足のしなりが出そうですしね。この辺は追々対策を考えます。

撮影地として選んだ千葉県八幡岬公園は明るくなってから見るとこんなところでした。何しろ到着したのが深夜2時でしたので暗闇では全貌が掴めずにおりました。街灯などがあったら天体撮影には不向きですので基本的には真っ暗闇。いつも撮影の初めはLEDライト一つでドキドキしながら山を登ったりします。

私が撮影に選ぶ条件としては、出来るだけ平らな事。暗闇で三脚の周りをぐるぐる回りながら作業しますから傾斜があると躓いたりします。そして、荷物を広げるベンチなどがある事。無い場合はビニールシートを広げますが夜は見たこともない虫が寄ってきたりしますからベンチがあると安心です。トイレがある事。急用の時に助かります。出来れば屋根のある建物がある事。天体撮影ですから急な雨はあり得ませんが、夜露が多い日などは荷物を屋根の下に置けると濡れずに済みます。

と、こんな条件をクリアーできるのが千葉県ではここだったというわけです。最悪は暗闇だけあれば何とかなるんですけどね。今回も一旦は海辺で撮ろうと岸壁を下りましたがフナムシを目にしてからはソッコーで引き返しました。

ここ八幡岬公園は南中の被写体を狙うなら最高の撮影条件ですが、唯一の欠点は見える距離に大きな灯台がある事だけですね。それでも野島埼公園で撮るよりは遥かに影響は少ないと思うのでお勧めの天体撮影スポットと言えます。

本当はここに車を横付け出来たら冬は車内からワイヤレスで撮影出来るんですけどね。流石にそれは贅沢ですか。

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