Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

きっと私は海外に取り残されても上達しないでしょう

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近年、一般企業においてTOEICのテストである程度の点数が取れないとなかなか出世が難しいのだと聞きます。事実私の周りでも多くの人が英会話教室に通っています。

これはタクシー運転手になるなら第二種自動車免許が必要だとか、調理師免許を持っていなければ飲食店経営が出来ないとかいう事とは違って、法に触れないまでも社会で生きて行く上で不自由をする...という事ですから、個人や会社より、少なからず国が考えなければいけない要素もあると思います。かく言う私は、少し前までTOEICという言葉さえ知らなかったのですから人一倍勉強しなければいけないのですが、既に諦めモードのJapanese Onlyです。

この先英語が話せるのはごくごく普通の事でしょうし、こういう時代ですからIT関連の仕組みに関してもある基準以上の知識を持ち合わせなければならないかもしれません。ただ、その必要性は十分理解出来ますが、そこまで必要な言語や知識なら、もはや小学生の子供だって母国語を習うより英語を習いたいと思うでしょうし、家庭科よりもITの授業を増やしたほうが将来役に立つと考えるでしょう。仮に日本語が不自由でも英語が達者であるほうが社会的に認められるとなれば、そう考える人が出てきてもおかしくはありません。お家で味噌汁を作るより、パソコンのIP設定でも出来たほうが評価されるかも知れませんし。

こんな仮定をしてみました。日本国民全員が英語と日本語の両方をネイティブに話せたら日常の暮らしはどうなるかと。今の私のように日本語しか話せず指をくわえている人はここぞとばかりに英語を使い始めると思いますが、英語が話せないのではなく日本語を大事にしたいと思っている人は、周囲が英会話になった分、自分の日本語が貴重な役割をするでしょう。

出来る事なら私も、英語が話せる前提で日本語の美しさを味わってみたいと思っています。

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