Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

音楽の聴き方

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All Photo by inos

電車移動が多くそれに要する時間も長い都会では、必然的に音楽と共にする時間も長くなります。

ウォークマンとかヘッドホンステレオなどがもてはやされた私が高校生くらいの時代から、持ち歩くハードがiPhoneなんてオシャレな名前になっただけで音楽スタイル自体は変わらないという事ですね。普通大人になるにつれて自然に音楽を聴く機会が減るなんて事を聞いた事がありますが、私の場合一向に変化が見られません。

そんな音楽生活でここ数年感じる事は、歌詞が覚えられなくなった事。それも1曲通して殆ど頭の中に残っていません。残ったとしてもせいぜいサビの1フレーズくらい。学生の頃覚えた曲なら今でも口ずさめるというのにいったいどうした事でしょう?

その要因をいくつか考えてみたのですが、30代も半ばになって圧倒的に記憶力が低下しているというのは大いにあるとして、音楽そのものの聴き方が大分変わった気がするのです。昔なら歌詞をじっくり噛みしめていた曲も、今ではギターのカッティングやドラムのおかずを楽しんで聴いてみたり、エフェクトの掛け方一つに注目してみたり。音の仕上げ方やまとめ方、勿論演奏自体のテクニックに耳を傾けている分、歌詞の世界でビジョンが描けないのかなぁと。

6,000曲弱が登録されたiTunesミュージックライブラリの中には50回を超える再生回数を記録している曲もあるのですが、未だにその曲の歌詞は理解出来ていなかったりして、よくよく聴いてみると「この曲は失恋の曲だったのかぁ」なんて具合に聴き飽きた頃に気付く事もよくあります。

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