Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

ぶらり群馬の旅(2)

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All Photo by inos

ここ毛無峠には多くのラジコンファンが訪れるというもう1つの特徴があります。

急斜面を利用したスロープソアリングで動力を持たないグライダーがいつまでも飛行できるのです。この日も10人くらいのラジコングライダーファンがキャンプでもするかのように集い楽しんでいました。キャンピングカーで来ていましたからがっつり1日飛ばすんでしょう。

音もなく飛ぶグライダー良いですね。私も長野の実家にいたころは家族ぐるみでラジコンを楽しんでいました。実家には飛行機やヘリが家中所狭しとぶら下がっていましたが、その中にはグライダーがエントリーされていた時期もありました。我が家のグライダーはスロープソアリングではなく平地で50メートルくらいのゴムをカタパルトのごとく引っ張って飛ばすタイプでしたけど。

私は空飛ぶラジコンの中ではグライダーが一番好きです。モーターグライダーでも良いですが、とにかくあの風を切って滑らかに飛ぶ姿は飛行機やヘリコプターには無い独特の美を感じます。飛行速度も速いですがそこからの急旋回がまたカッコイイのです。機体は強度と軽量化の観点からカーボンやグラスファイバーが使われますが、そうじゃなかったらあの急旋回には強度的に耐えられないだろうと思うくらい。

実際に飛ばしていた人と色々話をしました。私が飛ばしていた子供の頃はバルサキットなどもありましたが、今は殆ど完成品が多いとか、2.4GHzの電波帯を使うプロポはバンド規制が殆ど無く混信は皆無だとか、長い人はもう十数年この場に通って飛ばしているのだとか。

それでもこうした自然の地形というのは風が読みにくい時もあるようで、頂上付近が強風だからさぞ上昇気流があるだろうと飛ばしてみたら下のほうは全然弱くて戻ってこなくなると言っていました。この地形だと戻せなかった機体を回収に行くのは大変ですね。季節によって風向きが変わるため尾根のようなこの峠の両サイドを使い分けるらしいです。逆側は更に人の足では行けないような深い山ですけど...。

こういうのを見てしまうとまたやってみたい!という気持ちになりますが、東京では敵わぬ贅沢な遊びです。

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