Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

ぶらり群馬の旅(3)

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All Photo by inos

嬬恋まで行ったのですからお風呂は草津温泉!ですよね。残念ながら宿泊はこの辺りの高級旅館とはいかず車中泊ですが。というかジムニー初の車中泊がしたくて日帰りでは難しそうな距離に毛無峠を目的地として設定したのです。今回ばかりは高級旅館よりウキウキの車中泊なのです!

で、人生初の草津温泉はリゾートホテルの日帰り温泉施設を利用させてもらい、そこから無料バスで草津の観光名所 ”湯畑” まで送ってもらいました。入浴料だけで無料バスによる送迎付きなんて、よっ太っ腹!

私も始めて知ったのですが、草津の湯畑周辺って駐車場が無いんですよね。だからホテルに駐車してバス移動というわけです。偶然とはいえナイスなホテルを見つけたものです。

湯畑はWEBの写真で見たことがあり、どちらかというと昼間よりも夜のほうがライトアップされて幻想的だろうと想像していました。そこでこの日はその時間帯を意識してマジックアワーに訪れてみました。夕焼けこそ見れませんでしたが周囲の環境とライトアップの度合いが丁度いい感じ。

近頃の私は観光地を訪れる時、ほぼ下調べはしませんし有名スポットや有名店を探して訪れようともしません。自分の足で歩いてみて発見したり、現地の人に聞いてみたり、偶然入ったお店が美味しかったり、そういうのが思い出であり自分の価値観だなと。観光マップ通り歩いてみるとか、テレビで紹介されたから行ってみるというのも楽しみ方の一つだとは思いますが私はちょっと違うというか。

そういう意味では、超有名観光スポットに行ったとしても自分の目で見て響くものが無ければあまり価値を感じませんし、雑誌に載ったことも無いただの山奥でも自分が最高だ!と思えば何度も通います。人との会話で「あそこの山奥行ったよ!」と話したところで共感されることは少なそうですが...。

そんなわけでここ草津で私が知っているのはここ湯畑のみ。その湯畑がいったい何の役割をしているのか?までは知りません。ただ全国どこの温泉街に行ってもこのような光景は見たことがありませんし、それを取り囲むように多くの観光客で賑わっているのも他とは違いますね。

温泉に入るだけでなく ”見て楽しめる”、”歩いて楽しめる” それが草津だなと。今更私が言うのも何ですが、観光気分が味わえる温泉街、それが草津だなと。どんちゃん騒ぎではなくしっぽり賑わう場所が好きな私にはお気に入りの温泉街です。

湯畑の夜というと電球色に照らされた湯気がモクモクというイメージでしたが、そこは現代の技術で時々青白いLEDでライティングされ、観光地に少しのイベント感が取り入れられています。この季節でさえ湯気の量が多いのでカラーライトが映えますが、冬の寒い時期になったら空間演出のごとく更に豪快に染まるのでしょうね。

温泉街お決まりの足湯も大賑わい。これだけ多くの人の足が入っていると衛生的にどうなのか? そんな小さなことを気にしてはいけません。多分かけ流し的にどんどん新鮮なお湯が流水プールのごとく流れているのでしょう。草津の温泉街で足湯に浸かった!そういう体験が思い出に残るのです。

私はそういう人達を写真に撮った!という思い出までで実際浸かってはおりませんが...。

この日が3連休の中日だったからなのか、湯畑の脇にあるイベント広場のようなスペースではブルースハープ奏者が皆の前で演奏をしていました。ビートルズのLet it Beをオリジナルアレンジを加えて演奏していましたが、これがなかなかカッコよかったです。

こんなふうにステージの後ろから撮るのは勇気がいりますがファインダーを覗けばどこへでも行ける...それがカメラの不思議なチカラ。

温泉街という環境にブルースハープの音色がうまくマッチして、うるさすぎないけど主張があり、普段あまり耳にすることのない演奏に非日常が感じられ、浴衣姿の観光客に夏の終わりが重なる...。私もゆっくり腰を据えて聞きたかったですけどね、いつものごとく「時間に限りがございます」。

この後はホテルまで戻り、車に乗って車中泊スポットへ移動しなければいけませんからね。

とは言え私だってお腹は空きます。どうせ食事をするならこの辺で...という事で、人気がありそうなお蕎麦屋さんに入り天せいろを注文しました。草津まで1人で来る人ってそう多くはないようで、4人用テーブル席を独り占め。何というお店か忘れましたがとても美味しかったです。

長野にも共通しますが、天ぷらを注文すると見たことも無いような緑の葉っぱが揚げられているのが楽しみです。地元の山菜なんでしょうが、ナスとかイモとか海老天よりも、そうした地元の食材が美味しいわけで。ここは舞茸が有名なんでしょうかね? やたら舞茸押し!でした。

観光地だからといって手抜きはせず、この盛り付けの美しさがとても良かったです。

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