昨日の日記に掲載した原爆ドームの写真。「いったいどうやって撮ったんだろう？」と感じた方もいたようです。ドローンを使えばいとも簡単に撮れますが、規制が強化された昨今このような場所で飛ばしていたらお巡りさんに連れていかれるのは時間の問題ですね。

私もこの日この場所を訪れるまでは知らなかったのですが、あまりの蒸し暑さにどこか涼しい場所はないものか？と辺りをキョロキョロしたところ目に留まったのがHIROSHIMA ORIZURU TOWERという建物。1Fにはこじゃれた和用品が並んだお土産屋さんが入っており、それはそれで見ごたえがありそうだと入ったところ、なにやら隣には映画館のチケット売り場のようなクリーンでリッチな雰囲気を醸し出す受付カウンターが。

奇麗なお姉さん達が3人ほどでこちらを見ているので引き込まれるようにそちらへ行くと、建物の最上階13Fと12Fが展望フロアになっており原爆ドームを俯瞰できるという。1,700円という入場料には戸惑いましたが初めての景色が見られるなら価値はありそうだという事で上ってみたというわけです。

知らなかったとはいえ、平和記念公園を歩いているとドーム周辺が随分窮屈に見え、それはまるで札幌時計台のように周囲の建物に埋もれるように対象物が存在する．．．という光景に以前の記憶と比べ何か変わった！という感じがしたのは事実です。そして今改めて写真を見てみると、確かに新しい建物がそこにはありました。それがHIROSHIMA ORIZURU TOWER。

何はともあれ上ってみると、エレベーターを降りた最上階13Fの解放感ときたらびっくり。全体が天然木で作られており清潔感あふれる造りで周囲にガラスは一切ありません。細い金網で囲われているのみでそのまま下界を見下ろす感じです。したがって強風の日には出られないこともあるようです。

平日ということもあり、いえ、たぶん入場料が高すぎるのが原因してと思いますが、お客さんは私含め3ペアのみ。それでも案内係のお姉さんは常に直立不動でスタンバイしています。私がしつこく景色を写真に収めていると「お撮りしましょうか？」と声を掛けてきてくれました。あいにく撮られるのは苦手でして．．．。代わりに観光案内をしてもらいました。

18時半くらいに入場し、Close時間の20時までここで楽しむことに。1ドリンクはサービスで飲めますし、12Fに移動すれば今度は金網無しのガラス張りで写真を撮るならそちらのほうが適していたりしますし、体験コーナーで鶴を折ったり、そうこうしているうちに日没となり街には少しずつ明かりが灯り。

この場所に限った事ではありませんがトワイライトタイムは正に魔法の時間ですね。