Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

北海道短期集中観光 2023.5(9)

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All Photo by inos

知床峠を越え羅臼方面に下るとまもなく見えてくるのがこちらの建物。と言ってもこのアングルは車の進行方向の裏側から見ているので、このままの姿で見えてくるわけではありませんので注意です。

北の国からというテレビドラマを見ていた人ならご存知かと思いますが、ここは羅臼での撮影に使われた建物。実際はこの場所ではなく一般の人が車では行けないような海沿いの奥地にあるそうで、ここはそれを観光用に造り替えたレプリカと言われています。

現在建物内は食堂になっておりここで食事を頂くことが出来ます。とはいえそれほど広いスペースではありませんからせいぜい5組くらいが同時に入れるくらいでしょうか。

北の国からのお土産コーナーも設置されていましたが、北の国からに因んだ感じは少なくどう見ても羅臼のお土産でしたね。ここでしか買えない純君キーホルダーとか欲しかったところです。

刺身の盛り合わせやカニいくら丼など魅力的なメニューは色々ありましたが、ここで食べるならやはり北の国からに因んだもの。その名も ”北の国から定食”。見た目はちょっと地味ですがドラマの素朴な生活を想像するには相応しく、割れたガラスの向こうに国後島を眺めながら頂くご飯は大変美味しく感じました。

ご飯を食べながら気になったのは壁に掛けられた時計が刻む音。今時の時計では聞くことのなくなったカチカチという心地良いリズムが何処かで聞いたことのある音色なのです。そして13時を告げるゴーンゴーンという鐘の音が聞こえた時、その記憶は確信に変わりました。

あ、ドラマの中で使われていた音だ!と。私も北の国からのドラマは何度か繰り返し見てきましたからね、その音色は記憶に刻まれているのです。どんなシーンで使われていたかまでは覚えていないんですけどね、夜になっても純が家に戻らない時とか、草太兄ちゃんがトラクターの下敷きになり戻らない時とか、とにかく自宅で誰かを待つ時によく使われていた音だったように記憶しています。

北の国からの主要メンバーのサインもありました。思い起こせば最終回の ”遺言” が2002年放送ですから既に20年以上経過したんですね。主役の田中邦衛さんにはもう会えませんが、それでも脚本家の倉本聰さんは北の国からの続編を書いていたそうです。

”北の国から2021ひとり”。そのタイトルが放送に至らなかったのは田中邦衛さんが他界されたからではなくその他の理由があったと聞いています。後世に残したいドラマであるだけに大変残念に思います。いつの日かドラマ化が実現すると良いですね。

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