Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

カートラジャパン2019(1)

, …
By
All Photo by inos

金曜日から日曜日までの3日間幕張メッセで開催されたカートラジャパン2019へ。

カートラジャパンとはカートラベルジャパンの略(多分)で、その言葉通り車旅をテーマにしたアウトドアイベント。最新キャンピングカーの展示から最近流行りのバンライフまで多種多様な車とアウトドアグッズが一堂に会すワクワクイベントです。

会場入りして一番最初に目に飛び込んできたのがこちらの車。ダイハツのウェイクだそうですが、なんとニコニコレンタカーが車中泊プランを提案。

神奈川、東京、札幌ですでにこの車中泊モデルをレンタル出来るのだそう。と言っても見た目は単なる普通の軽自動車ですけどね、車中泊に適した広い車内スペースのウェイクがベースとなっているだけでなく、ポータブルバッテリーやプライバシーカーテンなどもセットに含まれており、車内のフルフラットキットもしくはインフレーターマットのどちらかが選べるという。マイカーを持っていない人にも気軽に車中泊を楽しんで欲しいというアイデアらしい。

これはなかなかのフラット空間ですね。病院の診察台に見えなくもないですが...。軽自動車規格をめいいっぱいまで使うとこうも広くなるか!というくらい広いです。フルフラットキットの床板も適度な硬さで寝心地は良さそうでした。

東京や神奈川であれば私は愛車ジムニーを使うでしょうが、ポイントは札幌にも店舗がある点ですね(正確には新千歳空港店)。ということは飛行機で北海道まで飛んでそこからはこれを借りて車中泊旅行ですか...次の北海道旅行はこれで決まりです。しかしシュラフのレンタルはあるのでしょうかね?誰が使うか分からないという点では衛生的にアレですが、東京から手荷物でシュラフだけ持参というのも嵩張りますよね。

あっさりしたレンタカーを見た後はこちらの本気モデルを見せてもらいました。レンタルでもキットでもなく、フルオーダーメイドで作るVWキャンパー。

まあそれを言ったらキャンピングカーなんてどれもフルオーダーみたいなものですけど、こちらのクラシックなVWは店舗内装製作会社「古崎」が手がける一風変わった車内。

なんですかこの高級居酒屋みたいな車内は! カッコいいテーブル!。社長さんに色々話を聞かせて頂きました。

会場には沢山のキャンピングカーが集まっていますから様々なデザインや工夫というのは目にするわけですけれど、この車の場合はキャンピングカーという枠を超えた “大人のくつろぎ空間” のオーラが凄くて、一旦乗らせてもらったらもう外に出たくなくなる、そんな居心地の良さがあります。

「靴のままで良いです」とは言われたものの何だか土足で上り込むのが申し訳なるくらい綺麗。調光式間接照明の造りなどまさに高級料亭のソレ。暖房や冷房は足元と天井の両方から上手い事出る仕組みを取り入れており、車内だからという妥協はこれっぽっちもありません。

これだけ大量に木材を取り入れたらさぞ重くなるでしょう?と質問したところ、そのほとんどが比較的軽量素材の杉をチョイスしているんだとか。

どう考えてもこの車の行き先は山奥の渓流釣りですよね。川のほとりに車を停め、フライフィッシングを楽しんだ後は暖かいコーヒーをここで飲む! いや絶対最高ですよ。釣りもコーヒーもしませんけど私...。

しかしこの車どうやって寝るのか?という疑問が出てきます。2人ならそのまま座席に寝転がって寝ることもできますが、フラットにしたければ窓の下に作られたレールがテーブルと同じ高さで設計されており、その間に板を渡すことでフラット化が実現するんだとか。見た目の美しさを確保しつつちゃんと機能的に作られているんですね。

またこの車が日本車ではなく古いVWというところがまたカッコいいのでしょうね。もちろんハイエースとかで作ることもできるのでしょうが、やはりこれだけかっこいい内装にはそれに似合う車両選びというのも大事だと思います。

最近はアウトドア雑誌から引っ張りだこだそうで...。文句なしの完成度です。

コメントを残す

*
*
* (公開されません)