Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

改めましてOpen Country AT Plusでございます

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All Photo by inos

タイヤを新調してから一度もその全景を撮っていなかったのでインプレッション兼ね改めて。

TOYO TIRESでジムニーと言えば10人中8人くらいは今大人気の ”RT” を思い浮かべるでしょうが、私がチョイスしたのは ”AT Plus” である事は先日の日記に書いた通り。狙いは上品な乗り心地と低燃費、そして軽快なフットワークの確保。

ジムニーという車は軽自動車であるにもかかわらずその車重は1tを超えているからして660ccという限られた動力で街中を軽快に走るにはハンディが大きいというものです。もっとも、オフロードに突入すれば一般車には無いトランスファーギアを搭載しているためギア比を2倍に切り替えて道なき道をグイグイ進めるのですが、そのぶん速度は1/2、街中でその技は使えないのです。従いまして見た目だけで大きなタイヤや重たいタイヤを履いてしまうと通常走行にストレスを感じてしまいかねません。

更に乗り心地の観点から言うとRTやMTはLT規格という所謂トラック用タイヤの部類に入るため高い空気圧での使用が前提で設計されているようで、ただでさえゴツゴツして乗り心地が悪くなる上に空気圧まで高めたら快適性とは無縁の領域に入っていくわけで...。その点ATはそこそこオフロードも走れるが普通タイヤ規格なのでノーマルタイヤ並みの空気圧でOK! もうこれで決まりでしょ。

MTやRTタイヤを見てしまうとATタイヤはやや大人しめなブロックパターンではあるものの、ノーマルタイヤに代表されるHTタイヤに比べると随分ゴツゴツしておりいかつい感じがします。HTタイヤよりもゴム厚もかなりボリューミー。

タイヤ交換をしたばかりなのでまだ空気圧は前後とも2.1kgと若干高めに入れていますから乗り心地はノーマルタイヤよりやや突き上げ感を感じます。2.0まで落とせばノーマル並みになりそうなレベルです。それでもゴム厚があるからか細かな振動などはゴムが吸収しているという感じがしますね。スタッドレスタイヤのグニャグニャ感とはまた違っておりこちらは剛性感のあるゴムという感じ。走っていてなかなか気持ちが良いです。

ロードノイズに関して、綺麗なアスファルトを走行している限りはノーマル相当、荒れたアスファルトを走行した時はノーマルタイヤより若干大きく聞こえる感じです。それも言われなければ気づかないレベル。ジムニーはラダーフレーム構造なのでタイヤの変更によるロードノイズの変化は最小限ですね。奥さん曰く「これなら問題なく寝れる」と言っていましたから、興味がない人からすればノーマル同等という事なのでしょう。

オフロードや雪道も走れるATタイヤですから、側面までご覧の通りゴツゴツなデザインです。それでもMTやRTと比べるとエッジが丸いですから随分優しく見えますね。サイズもノーマルと同じですから太くもなく大きくもなく、四駆乗ってまっせ!っていう主張は控えめです。

側面のロゴも最近はホワイトレターがかなり流行っていますがこちらはブラックレターなので一般的なタイヤと同じように真っ黒です。私的にはこちらのブラックレターが好みなんですよね。ファッションとして四駆に乗るわけではなくて、いざという時に自走で走れるとか、これまで行けなかった所へもこの車なら行けるという夢を買ったようなものなので、見た目のドレスアップはそれほど積極的ではなく...。

近年はノーマルルックが好みの私。XCグレード標準のアルミホイール、手放す人も多いようですがかなり軽量ですしデザインもなかなか良いと思うんですけどね。カラーも含め私はお気に入りです。

Open Country RTをジムニーに組み合わせた写真はWEB上に沢山転がっていますが、AT Plusを組み合わせた写真はなかなかお目にかかれません。特にJB64との組み合わせは皆無に近いですから、これからAT Plusを購入しようとしている人の参考になれば良いのですが。サイズはノーマル同様175/80/R16、ノーマル車高のJB64に組み合わせるとこんな外観になります。

四駆を主張しすぎたくは無いけれど多少はオフロードを走れる安心感が欲しい!という人にピッタリだと思います。乗り心地と騒音はノーマル同等。悪く無い選択です。RTの次はこのAT Plus流行るんじゃないですかね。

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