Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

ぶらり群馬の旅(5)

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All Photo by inos

エリア内には屋内展示の建物が3つあります。それぞれ小ぶりではありますが写真イベントで展示棟が3つもあるなんてなかなか力が入っていますね。それぞれが万博のパビリオンのようで面白いです。

館内は単なる展示に留まらず光るテクスチャ写真や360°プロジェクションマッピングが目を引きます。ただそれらがどんな意味を持つのかまでは理解不能な世界ではあります。この辺りは雑誌IMAがそのまま現実世界に飛び出してきたという感じで他の写真展とは一線を画する表現方法ですね。正直写真じゃなくてもゼロベースで作るCGでも良いんじゃないか?という気がしなくもないですが。

RGB Light、光る写真展示などいまふうの技術を組み合わせた展示が目を引きます。光源としては単純にRGBの単色カラーLEDが配置されているだけなのですが、その光が全て重なれば白、どれか2色だけだとマゼンタやシアンやイエローが現れますからここだけみていたら理科の実験さながらです。光源から少し離れ白い壁に自分の影を写せばなんとも面白いシルエットの完成です。床に傘が転がっていたのは多分小道具ですよね? 使わせていただきました。

植物と写真を融合させた展示なども注目ですが、これらの展示は六本木アートナイトにも似た特殊性があります。一風変わったアート作品が好きな人にはもってこいの展示じゃないかと。逆にコテコテの写真ファンにとっては目移りが激しくて一体どこを見れば良いのか躊躇する部分もあります。面白いことは面白いんですけどね、じゃあ自分も真似してやってみたいか?というとちょっと違う...。

エリア内にはIMA Caféが入っており、軽食を食べる事が出来ます。IMA Café以外にもキッチンカーが2台ほどいますからランチくらいはここで済ませる事が出来ます。高級ハンバーガーを注文してみたところこれでもか!というくらい巨大なバーガーが出てきましたが、肝心のハンバーグは普通サイズでした...。

浅間国際フォトフェスティバルという名の通り、ここは大自然を生かした巨大な写真展示会場。雑誌IMAの作品をそのままリアル空間に放出した現代的な見せ方が特徴ですから、ああいった雑誌が好きな人にはストライクなイベントだと思います。

いずれ建設が予定されている御代田写真美術館はこの感じだと兵庫の植田正治写真美術館みたいな方向性になるんでしょうかね。そちらもまた楽しみですし、完成の暁には再び訪れてみたいと思います。

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