Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

カートラジャパン2019(4)

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All Photo by inos

こんなイベントのこんな写真ばかり掲載していると「お前キャンプなんかするタイプだったっけ?」と突っ込みが来そうですが、私こう見えて結構アウトドア派でして、むしろインドア要素のほうが少なく、ゲームもしませんし酒も飲みに行きませんし週末は自宅で映画に夢中というタイプでもありませんで、どちらかというと外で元気に遊ぶことが大好きです。

それに実家で暮らしていた頃は家族でテント泊もしていましたしキャンピングカーもありました。流石に両親も歳をとりましたから今はキャンピングカーは手放してしまいましたけどね。私としてはその血が騒ぐところです。

近年はソロキャンプが流行しており、お一人様でキャンプを楽しむのがブームになっています。人混みを嫌う私にぴったりの時代じゃないか!というわけです。

雑誌などでは見ていましたし、時々キャンプ場や道の駅でも目にすることのあるルーフテント。このイベントでもいくつかのブースで展示されておりました。

ルーフテントは車に汎用キャリアを取り付けその上に設置する折り畳み式のテントで、日常的に載せっぱなしにしておく前提で設計されているため上下がFRPのようなハードケースになっているものが多いです。側面は一般的なテントのようなソフト生地になっているもの、展開の構造次第では屋根までがソフト生地のものなど様々です。

私が一番カッコイイと思っているのはこのAIRTOPなるブランドのモデル。スクエアデザインで大人2人が横になって寝られます(モデルによっては大人2人と子供1人の3人可)。見た目のバランスが良いだけでなくこのモデルはぺったんこに折りたたまれた状態から、3か所のフックを外すだけで自動的にこの形まで立ち上がって展開されます。内部にスプリング式のアームが備わっておりロックが解除されると突っ張る方向に伸びるのでしょう。伸縮式のハシゴも内部に積まれているため展開後に取り出します。

屋根が水平に持ち上がるのでテント内のどこに座っても頭上の高さが確保される点が最大のメリットですね。

なぜかジムニー顔のエブリィ。多くの人がそこには目もくれずテントに注目していましたが、ジムニーオーナーの私は「その顔つき良くできているなぁ」と感心しておりました。グリルはまんまジムニーを流用でしょうが、バンパーはジムニーのそれをモチーフに専用設計ですよね。

こちらはルーフ上でより広くスペースを確保すべくテント底面の半分は車の外にはみ出す構造でデザインされています。驚くことに人間は車に対して横向きで寝るんだとか。頭を奥、足をハシゴ側というわけです。

確かにこの構造であればルーフ面積の約2倍の広さが確保できますからこじんまりとしたルーフテントの概念を覆す居住空間が手に入りますが、とは言えこの空中に乗るのはいささか怖いですね。寝ている時はまだしも、手前半分の上に座ってしまったりしたら...。当然そのあたりの強度設計はしっかりされているとは思いますが。

こちらも勿論折り畳んでルーフ面積に収まるよう設計されています。折り畳み方は完全なる二つ折り。手前を持ち上げ奥に向かってパタンと倒した後、上に開いている天板を降ろします。その際、紐を引っ張ると言ったかウインチで引っ張ると言ったか忘れてしまいましたが、とにかく素手だけでは収納は難しいそうです。

ルーフテントとしては一番オーソドックスというか、道の駅などでも見かける事の多い三角屋根タイプのモデルです。確か今年の東京オートサロンではジムニーの屋根の上に着けているデモカーも見かけましたね。

構造が非常にシンプルなので展開が簡単(恐らく後部のフックを外すだけ)なのが特徴でしょうか。お値段も一番手ごろだと思います。

大人2名が並んで寝るには十分なスペースを確保出来ますが、三角屋根の構造上テント内で座る場合は一番背の高いところ以外は頭が当たるでしょうね。なのでテントはあくまで寝転がるスペースと割り切る必要がありそうです。

会場にはこのほかにもいくつかのルーフテントが展示されていました。素朴な疑問なのですが、車の屋根ってそんなに丈夫に出来ているものなのでしょうかね? キャリアレールは最低でも3本、出来れば4本が推奨されていますが、そもそもルーフの強度自体がそんなにあるのかな?と心配になります。

この手のルーフテントはそれだけで50kg以上ありますし、そこに60kgの大人2名なら合計170kg、子供と3人なら200kgに達するでしょう。車種によってはその後窓の締まりが悪くなる!とかあるんじゃないかと、その点だけが不安です。

それから、乗り込む時の靴はどうするのかな?と。急な天候変化を考慮すれば脱いでから上ってテント内に置くのでしょうかね。

いくつかの疑問はあるにせよ、これらのルーフテントなら、遊びに行く時に車内にテントを積む必要がないため荷室を犠牲にせず他のキャンプ用品がたっぷり載せられ、テント設置の手間は最小限、車中泊と組み合わせれば大人4人でも対応できる点が最大の武器ですね。

それにしてもスズキエブリィ率すごいですね。会場内で一番多かったのがエブリィベースのキャンピングカーだったように思います。

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