Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

カートラジャパン2019(3)

, …
By
All Photo by inos

沢山のキャンピングカーが展示されている中で、私が注目したのは小型車両をベースとしたものばかり。バスやトラックベースのキャンピングカーはそりゃ良いのは分かりますが個人所有には限界があるというか、キャンプ専用車!になってしまいますからね、”キャンプ” ではなく ”車中泊” というワードの中にはどこか普段使用の願いも含んでいて、お買い物から旅行までこなせる事がポイント。

そういう視点で見た時、この会場で一番実用的と思えたのはこちらのスズキエブリィ。フルフラットが実に低重心で実現されており室内空間が最大限生かされているのが分かります。

この収納の美しさ!上も収納、下も収納。車中泊のキモは寝るスペースを確保しながらどれだけ荷物をうまく収めるか!という点につきますが、この車の場合は車内の高さを活かして大型キャンピングカーさながらの収納を頭上に配置しているんですよね。しかも手作り感が全くなく高級キャンピングカークオリティが◎。

”軽自動車を強引にキャンピングカーにした” ものは沢山ありますが、多くのモデルはテーブル有りきで設計されており、それを前後またはサイドからベンチシートで挟むレイアウトですから広いスペースを確保するにはベッドを組み立てる必要あり。

つまりリビングと寝室を組み替えることで実現するわけで、そのためには「さあ今から寝るぞ!」という気持ちの切り替えが必要です。しかしこちらはフルフラットベッドがベースですから一番実用的なんじゃないかと思うのです。結局広いスペースこそが一番便利。その代わり真ん中にテーブルはありませんから折りたたみテーブルで対応!ですかね? そこんとこ聞き忘れてしまいました。もちろん両サイドの収納ボックス上をテーブルとして使うことは出来ます。

この写真でわかるかと思いますが、前席背後にスクリーンが取り付けられており天井に固定されたプロジェクターで40インチクラスの映像を映し出すことが出来ます。静かな山奥で寝転がりながら映画を見る!なんてことが実現するわけですね。プロジェクターとスクリーンはオプション扱いです。

なんとフラットベッド下も全部収納スペース。寝袋や衣類、食料品などはここへ収めることが出来ます。写真ではマットを重ねてしまいましたが左側も同サイズの収納があり、そちらは真ん中の仕切りがありませんから大型の荷物を余裕を持って入れられそうでした。ベッドサイズからして2名就寝でしょうから、2人旅であれば十分すぎるくらいの収納スペースですね。

口説いようですが、これだけ収納があるとフラットなベッドスペースを犠牲にせずにすみますから、寝床作りが楽なんですよね! 私がジムニーでの車中泊で苦労しているところがそこですのでこの車は羨ましいなぁと。

写真を撮り忘れてしまいましたが右側のキャビネット内にはサブバッテリーとインバーターが搭載(オプション)されており電源の確保もバッチリ。FFヒーター(オプション)を右サイドの足元に搭載可能ですからエンジンを掛けていなくても暖がとれます。

ナンバープレート脇に何やらケーブルが接続されていますが、これは大型キャンピングカーでは常識な外部電源接続口ですね。オートキャンプ場などに行った時電源供給をここから行えるというわけです。実にスマートな位置にコネクターが実装されておりよく考えられています。

外見は完全に普通のスズキエブリィ。後部座席を起こして使うこともできますから普段のお買い物であれば4名乗車が実現します。こうした1BOXカーの良いところは前席を犠牲にせずにベッドが作れる点ですね。ベッドを広げたけどちょっと車の位置を移動したい...そんな時こういう構造の車は楽チンだと思います。

本格的なキャンピングカークオリティを身近な車で!それを実現してくれるのがこの軽キャンパー。これで4WDモデルが180万円台〜と言いますから驚いてしまいました。ジムニーと同じ価格で軽キャンパーが買える!。出展はPrecious Most RVさんという会社でした。

コメントを残す

*
*
* (公開されません)