このコロナ騒ぎの期間中に手元のカメラとレンズをいくつかネットオークションに出しました。勿論頻繁に使うものを出す理由はありませんが、随分古いライカで今後使用する頻度はゼロに近いモデルに限定しました。

1954年製だったはずですから今から66年も前に製造されたバルナックライカ。奇跡的と言えるほど綺麗なモデルを入手したのは今から10年ほど前。既に世の中はフィルムなど道楽のチョイスと思われた頃でしたが ”フィルムが使える時代にライカを使っておきたい” という私の偏った考えから行動に出たのを今でも覚えています。だって、ライカ使ったことあるけどデジタルだけっていうのもちょっとアレじゃないですか、35mm版のフィルムを作ったのがライカなのに．．．。

ただそんな拘りも流石に今となってはなんの意味も成しませんし、自宅のカメラ収納ケースの空きスペースも無くなってきたからしてこの機会に次の方にお譲りしようという．．．。

結果的には既にオークションは終了しており、この他同じくライカのレンズやレンズフードもおかげさまで落札していただき驚くほど高額で買い取っていただけました。実用かコレクションかは存じませんが、世の中にはまだこうしたモデルを大切にされる方がいるんだと、少し心が暖かくなりました。