Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

デジタルの便利さは非破壊とメタデータ

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diary4748

GPSの私なりの使い方、写真好きな人なら察しが付いているとは思いますが、写真に対する撮影位置情報(ジオタグ)の埋め込みです。今どきはスマートフォンで写真を撮ると自動的にジオタグが埋め込まれていますし、最新デジタルカメラにはGPSを内蔵しているモデルもありますからこんなふうに後処理で位置情報を管理する必要はないのですが、その多くはJPEGファイルに対するジオタグ管理、私がやりたいのはRAWファイルの位置情報管理。

JPEGファイルであれば仮にGPS内蔵カメラでなくても、撮影時に何らかのGPSデバイスで行動ログを残し、帰宅後にJPEGファイルとGPSログファイルを紐付けする事で簡単にジオタグを埋め込む事が出来ます。Windowsならカシミール&デジカメプラグインでOKなはずです。私も昔はその組み合わせを使っていました。

最近の私の撮影スタイルはよほどの事がない限りRAW記録オンリー。しかもSONY RX1とFujifilm X100Sという異なるカメラのRAWファイルをAdobe Lightroomで一元管理していますから、なんとかこのLightroom単体でジオタグまで管理したいところ...。

やってみたら案外簡単にできました。2011年の私はこんな事を言っていましたが、それが今や現実のものになったのですね。

一般的にGPSのログデータをこうしたソフトに読み込む場合、一番汎用性があるのはGPX形式ですから、GPSデバイスから撮影当日のデータを付属のソフトや専用ソフトを使ってGPX形式で書き出します。それをLightroomのマップ画面でインポートし「写真に自動タグ付け」を実行するのみ。写真のEXIF情報に書き込まれた撮影日時とGPSログの日時が照合され撮影場所が特定される仕組み。いとも簡単にRAWファイルに対する位置情報のタグ付けが完了しました。画面上には自動的に撮影場所の地図が表示されタグ付けされたポイントにフラグが立ちます。

上のスクリーンショットは先日の富士山の写真にタグ付けした状態。こうしておけばいつかこの写真を振り返って、もう一度あそこに行ってみたいとか、もう一度あの場所で撮りたいなんて時に簡単に場所を特定できるんですよね。

一つ注意が必要なのはLightroomでタグ付けしたものは、Lightroom内のアルバム情報として位置情報が紐付けされているだけで、実際のRAWファイルには埋め込まれていないという事(らしい)。基本的に非破壊編集ですからね。完全に埋め込んだファイルを作りたい時はLightroomからの書き出し処理を行う必要があるようです。それが必要な時はLightroomから別の管理ソフトに移行するような場合だと思いますけれども...。

さて、これにてSUUNTO AMBIT2でもGARMIN Edge800でも写真へのタグ付けが出来るようになりました。今後外出先で撮影する時はなるべくGPSログを同時に残すようにしようと思います。だから腕時計タイプの長時間記録対応GPSが必要だった...という事にしておきます!

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