過去の日記を振り返ってみたらこの三脚 ”Fotopro X-go mini” について触れている記事が見つからなかったので遅ればせながらご紹介。
普段の写真撮影に使用するフルサイズの三脚はBENROを愛用していますが、今日紹介するこちらは主に卓上で使うための小型三脚。私の場合は出先で必要になった時すぐに使えるよう車に常備しております。実際使用頻度は低いんですけど、山奥で綺麗な星空があったらその時が出番でしょうか。
車中泊が前提の私が狭い車内に置きっぱなしに出来るくらいこの三脚はコンパクトです。全伸長が465mmにもなるのに収納高は175mmですからね。大きな手のひらサイズといったところでしょうか。
単なる小型三脚ならスマートフォンやGoProを載せるくらいのポケットサイズなモデルは世の中に山ほどあるのですが、この三脚は一眼カメラにも対応できる剛性が特徴のカーボン製。3段ノッチの足は最大180度近くまで開くことが可能でローアングル撮影も実現します。
数センチのエレベーターセンターポールは2分割で取り外せますから最低高は170mmまで下げる事が出来ます。このスタイルであれば重量級のカメラとレンズをセットしてもひっくり返る心配がないので長時間露光をする天体撮影が旅先でも実現出来そうです。
とはいえどうしても高さが必要で足を閉じ気味で使わなければならないケースもありますから、そんな時はこんな感じでアシンメトリーに足を開いて、時に足の長さもバラバラにして対応します。
一眼カメラって特にミラーレスの場合はボディよりレンズの方が重いですから三脚のセンターでバランスを取ろうとしても前につんのめってしまう事が多いんですよね。そんな時はセンターポールを後ろに倒す感じで斜めにセッティングして重心を後ろに持ってくると安定します。これは大きな三脚でも同様なんですが小さな三脚ほど踏ん張りが利きませんから意識する使い方ですね。
FotoProという名前からしてきっと中国製なんだろうと思いますが、三脚も雲台もとても精度良く作られていると思います。稼働部の動きも凄く気持ちよくがっちり固定されます。
正直この雲台に関しては全く期待していなかったんですけどね、想像以上によく出来ていてこれまで絶対的な使い心地で評価していたSLIK SBH-180DSの出番がないくらい。もちろんアルカスイスプレート互換です。
同じようなサイズ感のカーボン三脚と言ったらLeofoto LS−232Cあたりが視野に入ってきますが、あちらはこの三脚の3倍ほどのお値段しますからね、性能を考えるとこのFotopro X-go miniはハイコストパフォーマンスで実用的なモデルじゃないかと思います。