Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

最低限の電源を確保

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注文しておいたUPS(無停電電源装置)が本日届きました。関東エリアは日々数時間の計画停電が続いていますが、今日を含めた週末は比較的電気の消費量が少ないらしく停電は発生していません。しかし福島第一原発に変わる発電施設が確保されるまでは今後もいつ停電になってもおかしくない状況です。

私が準備したユタカ電機製作所のUPS mini 500は、60w負荷であれば約40分間の電源供給が可能です。もともとUPSはコンピューター周りの非常電源として使われる事が多いため、まさかの停電時にもデータを保存するための最低限の電源供給を行う事が目的で設計されており、合計300wであれば4分間、150wであれば12分間、連続してバッテリー駆動による100v電源が確保出来ます。

しかし私がUPSを導入した目的はコンピューター用としてでは無く、水槽のろ過装置とヒーターを駆動するため。コンピューターと比較すればこれらの消費電力は小さく、二つ合わせて55w程度。断続的にサーモスタットが働くヒーターと連続運転でも消費電力5w程度のろ過装置の駆動であれば3〜4時間は持つでしょう。今回の計画停電であれば十分乗りきれそうです。

ただこの手のUPSを購入する際注意すべき点が1つあります。それはバッテリー駆動時の出力波形。一般家庭に供給されるAC電源は正弦波ですが、小さく安価なUPSの多くは矩形波での出力です。勿論少し奮発すれば正弦波出力のUPSも手に入りますがインバーターが複雑になるぶん高価です。照明機器や整流回路を持つコンピューター関連機器などはまず問題になりませんが、交流のまま動作する誘導負荷の場合には注意が必要ですね。具体的には交流で動作するモーター関係でしょう。水槽のろ過装置のモーターは交流で動作しているようですから私も今回この点だけが心配でしたが、実際に動作させてみたところ全く問題ありませんでした。これがもし扇風機などだったらどうなのでしょうか。

通常、一次側の電源が供給されている際は接続機器には入力電源がTURUで出力されますが、一次電源が断となると本体からピー、ピー、とブザーが鳴り続けバッテリー駆動で動作している事をお知らせします。切り換え時には瞬停が10ms程度あるようです。バッテリーLOWとなれば前面のLEDランプも点灯しますから分かりやすいですね。再び一次側の電源が復活すれば自動的にバッテリーが充電されます。

これで今後しばらく続きそうな計画停電への心配は無くなりました。もう少し容量が大きければマメエコライトもこれに接続するのですが、ライトはヒーターのように断続運転では無く連続運転なのでバッテリーの消費が激しいですから今回は照明が消えるのは仕方ないと考えUPSには頼りません。

このUPS、PCと接続しておけば停電になった時刻と復旧した時刻などがログとして残せるのですが今回はそこまでの設定は行いませんでした。PCにログを残すという事はPCにも電源供給しなければいけませんからね。

あとは設置場所だけ工夫が必要です。今回のような地震で水槽の水が溢れた場合、我が家ではACタップに水が掛かったため漏電遮断器が働きましたが、今後は漏電遮断器が働いてもUPSからは電力が供給され続けますから火事になってしまいます。絶対に水の掛からない場所に設置すべきです。(写真はテスト用に仮設置しただけで、実際の設置場所とは異なります)

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