Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

使い方は習う、でも使い道は見つけるもの

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All Photo by inos

災害発生以来、TV-CMはどのチャンネルもACばかり。予定していた番組が中止され緊急番組が放送される場合に、民間企業のCMは自粛され必然的にACのCMが多く流れるわけですが、さすがに数パターンが繰り返し流れ続ければ世間からクレームとなるのも頷けます。今日明日くらいから急遽制作された新しいCMが流れるそうですが...。

そんなCMに紛れて今日目にしたのはデアゴスティーニの新CM。「もっとデジイチLIFE」。

デアゴスティーニは毎週もしくは隔週で教材にも似た情報誌を販売する事で有名ですが、今回はデジタル一眼レフがテーマのようです。全15号を購入するとPhotohsop Elementsの製品版も手に入るらしいです。

しかしデジタル一眼レフがテーマになった理由として、カメラを買ったは良いけれど使いこなせない...という人が多い現実に目をつけたのかも知れませんが、Photohsopを使用して画面内の邪魔な被写体を消す方法などを教材にしてしまうのは如何なものかと思います。やっぱり写真って現実を切り取ったもの...それが根底にあると思うのです。その大前提の元に創意工夫するのは良いけれど、これから写真を学ぼうとする人に始めから画像処理で修正する方法を教えるのは、、マニュアルミッションの免許を取りに教習所へ通っているのに、「オートマのほうが楽で良いですよ」と教えられているようなもので、ものの本質を忘れてしまうのではないかと心配になります。

せっかく良いカメラを買ったのなら、それを持ち歩く事で街の景色が違って見えるんだよとか、ファインダーの外側の景色も実は重要なんだよとか、そもそも写真を撮る意味って何?とか、そういった事を上手く教えてくれたら良いのに...そんな事を考えます。

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