Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

休日ランチは東京から離れた場所で

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All Photo by inos

今日は埼玉方面へドライブ。目的地までの道中お腹が空いてしまったのでお昼ご飯は人気のお蕎麦屋さんへ立ち寄りました。北本にある ”蕎麦 阿き津”。

大通りから外れ住宅地を進んだ茂みの中に現れる風情のある古民家。場所柄下調べなしにたどり着くことは難しいと思われる蕎麦の隠れ人気店。お昼の営業は14時までですが材料がなくなり次第終了という潔さ。

席は全てお座敷の15席ほど。丁寧な接客にせわしなさは微塵も感じられず、それ故回転率は上がりませんから入り口には順番を待つ人の列。我々は13時15分くらいに到着しましたがその時点でこの日最後のお客さん。入店から蕎麦が口に入るまで合計50分ほど待ちましたかね。日曜日だから許される時間的余裕...。

席の前には大きな窓が設けられており日本庭園風な落ち着いた景色が眺められます。ここから外をぼーっと眺めているだけで待ち時間は全然気になりませんでした。

注文できるメニューはそれほど多くありません。せいろ、天せいろ、つけとろろ、基本はこの3つから選ぶ感じ。その他細かなものはあるのですが、よくあるお蕎麦屋さんにあるような、きつね蕎麦とかたぬき蕎麦とか鴨せいろとかは見かけませんでしたね。つけとろろを選ぶ人が多いようですが私は空腹を満たすため天せいろを注文。価格は...結構します。

長野出身の私ですから蕎麦にはうるさいですが、美味しいですここの蕎麦。確か二八蕎麦だとどこかの情報で見た気がしますが歯ごたえがしっかりしていて食感が良いです。でもやはり、長野の黒い蕎麦には敵いませんよ!(負けん気が強いだけですが)

天ぷらもまた絶品で、味とか揚げ方とかそういう点は勿論ですが、使われている素材が自然なものが多くこの日はふきのとう、タラの芽、タケノコがしっかり入っていました。季節を感じられる食材ですからそれだけで楽しめるんですよね。

とても雰囲気の良いこのお店、古風な店内や見栄えのする庭園があるだけでなく、家族で協力しあっているように見える店員さんの柔らかな対応も非常に好感の持てるものでした。何ていうんでしょう、ここにいる間は時間がゆっくり流れているように感じると言うか穏やかな気持でいられると言うか、とにかく心地が良いのです。

外に出れば荒川を眼下に望む景観の良さ。都会の日常を忘れてのんびりした週末にはもってこいのランチスポットだと思います。

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