Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

ジムニー本領発揮の時

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All Photo by inos

相模川河川敷には昨日紹介したようなキャンプが出来る多目的広場があるかと思えば、今日紹介するオフロードコースみたいな場所も存在します。この場所は猿ヶ島と呼ばれ四駆やモトクロス乗りの人には有名な走行スポットのようで、広大な敷地の中に細く荒れた林道のような道が縦横無尽に広がっており、ルートを把握してさえいれば川辺まで車で降りていくことも可能です。

ただしここは整備された道路と違い全てがダートですし道も細いため車のすれ違いは困難な場所もあり、冒険心が過ぎてラフロードを突き進めば道とは言えないような路面を走ることになりますから車なら四駆は必至、それもジムニーのようなパートタイム四駆でないと心もとないかもしれません。

ジムニーに乗っていると一度は行ってみたくなるダートコース。それも誰かが作った走りやすい砂利道ではなく道なき道を路面を確かめながら走るようなクロカン風味な遊び場。ここ猿ヶ島はまさにそんな希望を叶えてくれるわくわくエリア。私が踏み入れたこの場所は山の斜面を沢山のモトクロスが走ったことでトライアルコースのようになった空き地。勿論道ではありませんから足場は悪く斜面の傾斜角も尋常ではありません。

直前まで数台のモトクロスライダーが派手に走っておりましたがこの時点では皆お帰りになられたようで誰もいませんでしたのでいっちょジムニーの走破性確認でも!ということで果敢にも登ってみました。

小雨が降り始め路面は滑りやすく変化していましたし、2名乗車+キャンプ用品で車重が重いこともあって流石にここでは4Hではなく4Lで走行。日常的にジムニーが4Lのギアで走らなければならないことって無いんですけどね、究極にトルクが必要な時は戦車のような走破性の4Lにギアを入れます!

心配なのは3万キロ走行でだいぶ山の無くなったノーマルタイヤでのチャレンジという点。坂の途中で止まると流石に滑りますがさすがパートタイム4駆だけあってこの程度の悪路は物ともせず楽々走れます。平らな路面ではないので時には3輪走行になったりするんですけどね、ジムニー凄いです。

そもそもこの角度で車を停めて写真を撮っている事自体危険ではありますが、そこは確実に車が停まるよう4Lの1stにギアを入れエンジン停止させ4輪が止まるよう配慮します。この状態でサイドブレーキなんて全然効きませんからね。リアのドアなんか開けたら両手で押さないと重くて閉まりませんし!

でも本当に怖いのはこうして上ったり下りたりする時ではなくて、この斜面で方向転換をする時。斜面に対して車を横にするとあわや横転か!と思うくらい傾きますからね、この時もヒヤッとする瞬間がありました。斜面の下になるタイヤをなるべく地形的に山になっている場所を探しながら横を向けないと本当に転がってしまいます。

写真で角度を伝えるのは難しいですが、この状態で運転席に乗り込むにはドアの重みに負けないよう片手で頑張って開く必要がありますし、前輪だけが高い位置に乗り上げているので地面からシートまでの高さが広がっていてとても大変です。これでもノーマル車高なんですけどね、リフトアップしているジムニーでこの状態になったらどうやって乗り込むのでしょう?

ここからでも4Lならエンストすることなく普通の坂道発進のごとく簡単に段差を乗り越え上がれてしまうのですから、確かにこうした悪路でジムニーは強い味方ですね。

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