青い海を見て綺麗と感じたり野に咲く花を見て美しいと思うのは、人間ならではの本能みたいなところが大きいと思いますが、私はそれだけではなく、その時の感情や環境に左右される点も決して無視できないと思っています。

仕事に追われ今日も明日も区別がつかないような状況では「ああ夕日が綺麗だな」なんて悠長な事は言っていられないでしょうし、人と喧嘩をして気まずい空気の時に腹の底から笑えない事もあります。

先日、咳が止まらなくて急遽近所の内科に行って診察を受けました。私自身はその原因がはっきりしていて、前日の誤嚥がきっかけで気管支に異物が入っているから肺炎になりかけていないか診てもらいたかったのだけれど、病院側にしてみればその症状って今時は真っ先にコロナを疑うわけで、病院の外で検体検査を行いその結果が出るまでは裏庭で一人待たされる（院内に入れてもらえない）事態に。

待たされている間、足元には綺麗な花が咲いていたとさ。そんな時に見る花はいつもより少し綺麗に見えるものですね。病気のお見舞いに行く時昔から花を持っていくのにはそんな作用あってのことでしょうか？

結果的にコロナは陰性でレントゲン結果も良好、単なる咳止めを処方されて終わりました。