昨年くらいから都内の公道を電動キックボードで移動する人の姿を時々目にするようになりました。ここで言う行動を走る電動キックボードとは単に動力付きキックボードを違法に公道で走っていると言う事ではなく、ちゃんとナンバープレートを付けて走っているモデルの事。
車やバイクと同じように車道を結構なスピードで走り抜けていく姿を見るといよいよ日本でもこうした乗り物が身近になったのだと改めて実感します。
先日行きつけのショッピングモール内のサイクルショップにその電動キックボードが展示されており、試乗車が準備されていたので指をくわえて見ていたら店員さんに「試乗しますか？」とお声かけいただいたので二つ返事で乗ってみることに。
試乗車にはまだナンバープレートが付いておらず公道走行は出来ませんでしたがショッピングモールの敷地内であればOKとの事でしたので100メートルほどの距離を何往復かさせてもらいました。自転車やバイクと逆方向の右手レバーが後輪ブレーキーで指先で操る前輪ブレーキという点はかなり戸惑いますが、走行そのものは実に快適。坂道を登るトルクはなさそうなので平地専用となりますが、ちょっとコンビニまで買い物に行くなら便利かも！
最高時速が19km/hに制限されているモデルですからウインカーを装備している必要はないらしく折り畳んだ姿もご覧の通り実にすっきりしたもの。輪行袋も付属するらしいですからこのまま車に積んでアウトドアに出かけてもOK。
重量14kg、最長走行距離30km、充電時間4時間、耐荷重90kg、要原付免許。お値段49,800円。
スペックと価格だけを見ると想像より安いように感じましたが、実際は自賠責保険や任意保険、自動車税などがかかりますし、原付扱いですから走行にはヘルメットの着用が義務付けられますよね。こんなおもちゃみたいな乗り物でもナンバープレートを取得した瞬間に急に大げさな手続きと法の縛りになりますからそれを考えると二の足を踏んでしまいます。
同じように税金払うならやはり原付のほうが実用的か．．．という結論。
ただ最近は都内の大型施設などでレンタルも始まっていますから、自ら所有する事なく必要な時だけレンタルする！というのはアリかもしれませんね。
