Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

記憶のかけらはまだ当時の形のままそこにあった

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All Photo by inos

今日は撮影の仕事で多摩川河川敷まで足を伸ばしておりました。天気が良く寒くない程度に気温も上がってくれたので助かりました。数日前のような北風ピューピューだったら途中で断念してしまいそうですからね。

東京には多摩川以外にも荒川とか隅田川とか大きくて有名な川は他にもありますが、その昔学生時代に大田区蒲田に住んでいた関係で学生寮から歩いていける距離にあった多摩川にはどこか親近感があり、今日は30年近く昔の記憶を懐かしむようにこの景色を眺めました。ああ、あの頃と全く同じ場所を今こうして歩いているんだなぁと...。

そう、京浜急行のこのトラス構造の橋は当時なけなしの生活費(2万円/月)を切り詰めて買ったフィルムカメラで、初めて多重露光撮影をした対象物でした。あの頃も大田区側のこちらから川崎方面を奥に配置するような構図だったはずです。今日は焦点距離20mmですがあの頃は28mmがワイド端でしたからもう少しパースはゆるい感じでしたね。過ぎて行った30年間で少しは写真も上手くなったのかな?

さて今日マイカメラで撮影した唯一の1カットがこの写真ですが、先日購入したSEL2070GをF8まで絞って撮っています。隅々まで驚くほどシャープに描写されており、RAW現像でシャープネス処理を全く必要としないと感じたレンズはこれが初めてかもしれません。それでいて色収差が殆ど出ないのですから実に気持ちが良いです。掲載している写真はファイルサイズの都合でオリジナルの8Kサイズから4Kサイズにまでダウンコンバートしてしまっていますが、それでもその解像感は伝わるんじゃないでしょうか。

激しく現れる歪曲収差に関しては先日の日記に書いた補正パラメーターを適用しただけで真っ直ぐなものは真っ直ぐに。このレンズは最高に使い勝手が良いです!

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