Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

CP+でプラスと感じた事 2023(6)

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All Photo by inos

近年勢いのある三脚メーカーと言ったらこちらLeofotoではないでしょうか。中華製三脚はこの10年くらいで一気にシェアを広げていて日本の三脚メーカーなど太刀打ちできないところまで来ていますね。まあ日本の三脚メーカーは未だにカメラプレートにメーカー独自規格を使っていたりしますから当然と言えば当然ですが。この時代アルカスイス互換で汎用性を考慮した設計の方が受け入れられますよね。

Leofotoは遠目に見ても各所にRRSと重なるデザインが取り入れられており、そういった点は良くも悪くも中国らしさを感じますが、とは言えそれで本家RRSの半額程度で同等品が手に入るならエンドユーザー的には有り難かったりするわけで、このブランドが注目されるのは納得の理由です。しかもLeofotoって三脚周りのアクセサリーも豊富。

私もLeofotoの三脚は欲しいことは欲しいのですが、既に中型サイズのBENRO製三脚を使っており、究極の剛性が求められる天体撮影以外では特に不自由が無いため買い替えや追加購入にまで至っていないのが現状です。

自宅でテーブルフォトを撮る際はカメラとiPadをワイヤレス接続しテザー撮影のようなスタイルをとっているのですが、その際現状は三脚にiPadを固定する術が無く、仕方がないので片手で持ったり床に置いたりして操作しているところ、三脚にiPadを固定するならこれがあれば便利なのにな!と検討しているのがマジックアームの導入。

中でもLeofotoのマジックアームは剛性も高く耐荷重に余裕があり作りもしっかりしているので良さそうなのです。上の写真のAM-6KITが私の運用にマッチしそうな製品。

BENRO製三脚にも3/8インチのアクセサリー用ネジが切られているのでこの製品は一部固定パーツの形状を工夫すれば取り付けられそうです。取り付けられなかった場合は連絡を貰えれば交換パーツで対応出来る!とはLeofotoシャチョーさんとの約束。

中国ディナーの円卓を彷彿とさせる展示エリア。主にミニ三脚や雲台のハンズオンコーナーですが、まあ皆楽しそうに触っておりました。確かにこの空間実にワクワクする製品が並んでおり、Leofoto製品の加工精度の高さを体感できましたね。

特に雲台などは量販店に行っても全ての製品が展示されているわけではなかったりするので、少し特殊な微動雲台を実際に見たいとか、オプションパーツとの組み合わせを実物で確認てみたいような人には大変有意義な展示だったと思います。

こちらはInsta360のブース。最近では有名観光地などに行くと一人くらいは長い棒の先に360度カメラを取り付けて歩いている人を見かけますよね。

スチル写真でもなく動画でもない、360度撮影という選択は、とにかく現地で撮影しておけば取りこぼしがない!というのが最大のメリットじゃないでしょうか。自分が足で歩いた場所であれば全方位が動画で記録されていますから、帰宅後に好きな方向を自由に見る事ができますしそこから静止画を切り出すことも可能ですから、撮影時に写真と動画を切り替えながら...とう煩わしさもないのです。

プライベートGoogleストリートビューと考えればその便利さは理解しやすいですね。

ただし360度撮影をそれなりのクオリティで実現しようと考えるとカメラに求められるスペックもそれなりに上がってきます。一般的に前方視界でフルHD程度の解像度を確保するためには360度撮影の場合8K程度の撮影解像度が求められると言われています。それを下回ると後処理でスチル画像を切り出したりした場合にも解像度不足となるわけですね。勿論8K解像度を満たすだけのレンズ性能も求められるのは言うまでもありません。

これまでお手軽と言われてきた360度カメラ定番のRICHO THETAやInsta360は搭載されるセンサーのサイズが小さく撮影できる画質もそこそこでスマートフォン鑑賞程度であればクリアー出来ましたが、パソコンの画面やテレビに映してしまうと流石に粗が見えてしまうのは致し方のないところでした。

そこで昨年登場し注目を集めているのが上の写真のInsta360 ONE RS。デュアル1インチセンサー6K収録による360度撮影を実現しています。解像度は勿論ですがセンサーサイズが大きくなったことでダイナミックレンジが広く暗所にも耐えうる撮影が期待できます。

これを持って観光地に遊びに行けば360度カメラだけで旅の思い出が残せますかね。ただ撮影後の鑑賞には実質Youtubeアップロードが前提になってしまうのが面倒なところ...。

本気で360度を撮影したいなら結局のところこうなります。小型の360度カメラが前面背面のセンサー2枚で全方位撮影をするのに対し、こちらはセンサーとレンズの数を増やしデジタル的にも光学的にも無理のない設計でクオリティーを重視した撮影方法。後処理は大変そうですが仕上がり品質は原理的に最高なはずですね。

いえ、本当に最高品質を求めるならEntaniyaであることは間違いありませんが、価格もサイズも一般的ではありませんで...。

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