Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

ソールライター展を記憶以外の形でも

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All Photo by inos

気に入った写真展に行った時は決まって写真集を購入してきます。物によっては街の書店やオンライン販売でも入手可能だったりしますが、やはり実際に足を運んだその場でその展示会に関連した写真集を購入してくるのが愛着湧きますからね。

今回のソールライター展でもいくつかの写真集が販売されており、すでに所有しているものを除いたとして購入候補は2冊に絞られましたが、結局購入したのは今回の展示に関連した物。だって今回の展示はこれまで非公開だった作品ばかりが集められていましたからね、写真集の内容もそれに準じていますからおのずと希少価値の高い1冊にまとまっているわけで。

キュレーターの文章に一通り目を通した後全ての作品を見ましたが、非公開作品だったとは言えそのどれもがソールライターらしい絵作りで表現されていました。

人は彼をカラー写真のパイオニアだと言いますが、カラー時代に生きる私の目にはむしろ色よりもフレーミングやガラスの透過と反射の多用がソールライターらしさだと感じています。こちらの写真なんてまさにソールライターそのものといった感じ。

ガラスを取り入れる手法は一部ビビアンマイヤーとも共通するのですが、画面の隅を積極的に使ったり、分割法を取り入れた絵力はさすがソールライターといったところ。世界的にファンが多いのも納得です。

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