Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

農の体験塾 全て秋冬にシフト

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All Photo by inos

体験農園で借りている我が家の畑は今週まで春夏野菜のナスとシシトウを大事に育ててきましたが、次週の小松菜・ほうれん草の種まきの準備期間として期限ギリギリとなる1週間前のこの段階で土作りのため撤去作業を行いました。

我が家のナスとシシトウはまめに手入れをしてきたのが良い結果に繋がったのか、この段階でもまだまだ元気で次々実を付けてくれていたので撤去するには惜しかったんですけどね、秋冬野菜のための安定した土作りのためには最低でも1週間必要との事で泣く泣く処分した感じです。結果的に今年ナスは1本の木から200本以上、シシトウは1本の木から500個以上も収穫ができました。

撤去作業はノコギリを使って木を切り倒す勢いですからなかなか体力を必要としました。ナスは根も深く張っていますからね。

気を取り直してここからは小松菜とほうれん草の準備に入ります。柔らかく攪拌した土に上の写真にあるような、バケツ半分ほどの堆肥、カップ半分の、苦土石灰、ペレット堆肥のレオ特、ぼかし肥料の秋津洲、土壌害虫対策としてダイアジノン粒剤を投入します。

全面散布にて小松菜とほうれん草の畝に蒔きました。どんな作物にも共通しますが、種まきや苗の定植をする前には毎回これくらいの元肥(あらかじめ用土の中に混ぜておく肥料)を入れます。

この状態で最低1週間、出来れば2週間くらい土を安定させ、いよいよ種まきとなるわけですね。

元肥を入れてすぐに種まきをしても良いような気がしますが、堆肥を入れた場合にはしばらく地温が上がってしまうと言われていますし、今回のようにアルカリ性を好むほうれん草などの場合には石灰を入れてpHを上げますが、それも入れてすぐに上がるというよりは土の中に石灰が混ざって雨が浸透して...という具合にしばらく時間がかかるというわけです。

十分に元肥を土に混ぜ、ダマのない柔らかな土になったら、棒や板を使って黒マルチを敷くために土を真っ平にします。今回の小松菜とほうれん草は土壌に酸素を上手く取り入れられるよう、また、水捌けをよくする目的で、平らにする前に周囲の土を盛って10cmほど高く仕上げ高畝にしています。高畝にした方が良いかどうかは作物の品種や、その年の天候で判断するようです。

私もマルチ張りは春から何度も繰り返してきたのでだいぶ綺麗に仕上がるようになってきました。

来週にはここに小松菜とほうれん草の種まきが出来る予定。ちなみに奥に植っているのはカリフローレ。今後どんどん大きくなるようですから小松菜やほうれん草が日陰にならないか若干心配。

ナスとシシトウが撤去された事で、我が家の畑も全てが秋冬野菜にシフトしました。秋冬に予定されている作物は上の図の通り。

名前だけでも覚えられないくらい沢山ありますが、実際はそれぞれ育て方や肥料など気を使うポイントが違いますし、秋はとにかく虫との戦いですから使用する殺虫剤が適合する品種を間違えないようにする事と、薬を使った後何日経過したら食べて良いのか、そのあたりの日数も品種によって異なるため注意が必要です。

現時点で、いくつかの作物で定植場所を間違えていたり、種まきの時期が遅すぎて生育が遅れているものもありますが、今後うまくカバーして収穫に繋げていきたいところです。

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