3連休なので1日くらい遠出をしようということで、向かった先は群馬県にあるお蕎麦屋さん ”なかや桑風庵本店”。

後で知ったことですがオープンはAM10:30。我々は11:00オープンと勘違いして東京の自宅を出発したのが8:30。どう考えてもちょっと遅刻気味に到着ですね。ランチの予定なので普通に考えれば11:00到着で十分なはずですけどね、いかんせん人気なお店らしいので随分並んで待つ事になるらしいのです。

到着後入口を前にして驚いた立派な門構え。

噂通り入り口には20名ほどが並んでおりました。記名をして順番を待つシステムではないため寒くてもひたすら列に並んで待ち続けるのみ。この時の気温5℃。ダウンジャケットを車に置き去りにしてフリース一枚で並んだのはちょっと後悔。駐車場は道路を挟んだ向こう側なので取りに行くのもちょっと手間で．．．。

敷地がどれほどの面積あるのか分かりませんが、ちょっとした考古博物館くらいの規模なので、綺麗に整備された庭園を眺めているだけでも心が落ち着き心地よいです。

多くの人がリピーターなのか、皆ここのルールを知っているかのように落ち着いた雰囲気で順番を待ちます。その間、我々の前に並んだ常連のおばちゃんからメニューの事とか待ち時間のこととか色々教えてもらいました。

注文したのは ”天付き蕎麦五合 二人前”。そして現れたのはざるに綺麗に盛られた天ぷらと、丸い板蕎麦みたいな形状の盛り蕎麦。これは注文する時点で気づいたことですが、このお店ではどうやら温かい蕎麦というメニューは無いようで、基本的には全て冷たい盛り蕎麦。唯一温かいつけ汁というのは ”変わり汁オプション” として選べるみたい。

長野出身の私ですから蕎麦に関しては少々うるさいですが、ここの蕎麦は蕎麦の実を殻ごと挽いているのでしょうかね、粗挽きであることは間違い無いと思うのですが、ものすごく食感が良くコシがあります。うどんで言ったら初めて讃岐うどんを食べた時のあのコシの強さに驚く感覚が蕎麦で味わえる感じ。

これ大変美味しいです。味の良し悪しではなく食感を楽しむ蕎麦。片道２時間半、高速道路の通行料金を払ってでも行く価値はあった。そんな体験。