Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

人が機械に負けないもの

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All Photo by inos

電車の中で隣に立った女性が、ピカピカのiPhone 4Sと年期の入った3GSを両手に持っていて、腕にはSoftbankの手提げ袋を提げているのが印象的でした。たった今機種変更をしてきました...というシチュエーションだったのでしょう。その後も、一旦ポケットに仕舞っては、落ち着かない様子ですぐに取り出して眺めてみたり、購入時に貼られている液晶保護シートの小さな剥がれを気にしてみたり、買ったばかりの嬉しさがこちらにまで伝わってきました。

私の周りでも、少なくとも数人はiPhone 4Sを購入した人がいて、今頃は皆、数え切れないようなアプリケーションの中から好みのものを探しています。私もiPhoneを始めに購入した時は暇に任せてApp Storeを覗いていたものですが、日常的に使用するアプリというのはおのずと決まってきますから、新作をインストールするという行為自体減ってきて、良く言えば安定していますが、ネガティブに捕らえればマンネリ化してくるのも事実です。

App Store内で ”何か面白いアプリは無いか?” と探す時、ある程度カテゴリー別に分かれはしているものの、それでも数が多過ぎて ”掘り出し物” にヒットする確立は極めて低いです。例えばRSSリーダーアプリで使いやすいものはないか?などといった具合に目的がはっきりしているものであれば、ネットで検索して評価の高そうなものをチョイスする事も可能でしょうが、偶然の発見をあてにしてストア内を散策するにはちょっと道しるべが少な過ぎます。

「公園に花が咲いているのを見に行く」のではなく、「散歩のついでに公園に立ち寄ったらたまたま奇麗な花が咲いていたので、少し摘んできて部屋に飾ったら案外見栄えがして良かった」というような感覚が、デジタル時代にはまだまだ整っていない気がします。

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