Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

欲しいと思う気持ちって単純なはずですが

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今時の子供は、「欲しい物ある?」と聞かれると一つや二つは答えられてもそれ以上は無いのだそうです。物に恵まれた時代というのが影響しているのでしょうが、それが羨ましいのか悲しいのか、明確な答えは見つかりません。

かくいう私、じゃあ具体的に答えられるかと言われると確かに即答は難しいかも知れませんね。いえ、挙げ始めたら切りがありませんが、どれも ”無くても済むもの” ですから必要に迫られるような緊急性はありません。では欲しい物の定義は何か?と考えるとこれがまた難しいです。

もしそれがお金で買える物だとして、手が届く金額の物なら購入してしまった時点で ”欲しかった物” へと変わりますし、手が届くけれども我慢している...というなら喉から手が出るほど欲しい物では無いという事です。そう考えると ”手の届かない金額の物” が ”欲しい物” に値するのでしょうか。結論、欲しい物とは歳を重ね収入が増えるにつれ高額なものになっていくのかと...。

どうしてこんな事を考えたのかと言いますと、ネットでお買い物をする機会が増えた昨今、実際の商品に触れずに購入する事ってあると思うのです。その時Aという商品は100円、Bという商品は200円で売っていたとして、どちらも同じ目的の商品だったとしたらその価格差から何を感じ取ればよいのか? そしてもし自分が今100円しか持っておらず、200円の商品を購入しようと決めたなら、それを購入出来るだけのお金を貯めている間は ”欲しい物” になるわけでして、100円の商品を購入していれば ”欲しかった物” 、200円で購入するなら ”欲しい物”。いったいその間にはどんな違いがあるのか?

難しいと思いませんか? でも本当に欲しい物ってお金で買えないようなものも多々ありますよね。

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