Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

モノの価値は誰が決める

By
All Photo by inos

何年かぶりに「なんでも鑑定団」というテレビ番組を見ました。骨董品を持ち寄っては価値を判断してもらうあの番組です。

何の先入観もなく見ていてふと思ったのですが、「これは10万円の価値です!」などと数字が出たところで、誰かその価格であれば買ってくれるという事でしょうか? 逆に言うとそれより高額で買ってくれる人はいないという事でしょうか?  ぼーっと見ていると「すごーい、あの壺10万円もするんだ!」などと客観的に受けとめてしまいますが、持ち主から見ても「お金に困った時には売れば10万円になる!」と思ってしまいそうです。

50〜60年代に製造されたギブソンのレスポールに人気があるのは、その当時ボディに使われた木が当たり年だったとかで、響きがいい...なんて理屈は分かる気がしますが、「○○という著名人が作った壺だから価値がある!」とかいうのはどことなく腑に落ちないですね。それって「○○というメーカーのテレビは皆奇麗!」と言っているようなもので、 実際は出来の善し悪しがあるでしょう。

なら、モノの価値は何処で決まるのか? 多分それは持ち主にとってどれだけ大事なものか? ではないでしょうか。世間では1円にもならなくても自分にとって大切なら価値があるわけで...。そういうもの持ち続けたいですね。

コメントを残す

*
*
* (公開されません)