昨日のブログの答え合わせ！というわけではありませんが、この週末のご報告を。目的地の正解は栃木県の日光です。
真の目的はここではなかったのですが、そちらはオープンが9時との事でそれまでの時間を有効に使うべく最初に向かったのは秋の訪れを真っ先に感じ取ろうと中禅寺湖。紅葉もそろそろだろうと欲を出したわけであります。
東京の自宅を出発したのが深夜3時。これより遅くなると道中で渋滞に巻き込まれ全てのスケジュールが2,3時間遅れになるだろうと、お得意の不眠不休作戦で直行、とは言え高速道路を使ってしまうと到着が早すぎるので今回は下道利用。いろは坂を上り始めたのが6時半くらいなのですがそのあたりから少しずつ渋滞が始まりましたね。
中禅寺湖へは過去に2,3回来ているのですが思い起こせば昼間の思い出がなく、この景色を見るのは生まれて初めてかもしれません。秋の日光は紅葉が綺麗だと聞いていましたからいつかは見てみたい！と考えていたところでした。湖に面した駐車場は早朝から観光客で溢れ、ボートやカヌーを組み立てる人もちらほら。ルーフの上におしゃれなクロスバイクを乗せてくるあたりがいかにも関東近郊の観光地といった感じ。
10月も上旬ですから流石の日光も紅葉にはまだ1,2週間早い感じでしたね。それでも山々は所々赤く染まり始めていて、ちょうど今は夏と秋のハイブリッドな景色。緑は名残惜しく夏を思い起こさせるように深く、気の早い樹木はもう真っ赤に染まっていて、それらが重なると同じ赤と緑でもクリスマスとは違った新鮮なコントラスト。エッジが効いていてとてもシャープなシルエットですね。
こういう場所では一眼レフカメラを首からぶら下げてこれ見よがしに写真を撮っている観光客を多く見かけます。まあ私もその一人なわけですが、周囲の迷惑になるような行為やマナーにさえ気を使っていればとても微笑ましい光景だと思います。なんたって平和ですよその絵面が。北のほうからいつミサイルが飛んで来てもおかしくない時代だというのに、まだ1週間早かったとか今日は空の青が綺麗だとか．．．。
ただ遠目に見ていると多くの人が紅葉を撮るのに順光を使っているんですよね。せっかくなら裏にまわって逆光で眺めれば同じ葉っぱでも発色が良くなり透明感や立体感が出てくるのでぜひ教えてあげたい！というシーンが何度かありました。ただ皆さんプライドを持って撮っているでしょうから余計な口出しはしないほうが．．．とも。
時間に余裕があったので中禅寺湖展望台と半月山展望台にも行ってみました。ここに来る道中、街では早朝まで深い霧が出ていたのですがそれを下界の景色として眺めることができました。
標高は1,600メートルほど。朝は冬の格好が丁度良かったですが、日が昇ったらぐんぐん気温が上昇し上着など着ていたら暑いくらい。景色を見る事と写真撮影ばかりに集中していて記憶にありませんが、多分空気も綺麗で美味しかったと思います．．．。だって道路脇の立て看板に「鹿に注意！」とか書かれていましたから結構山奥ですよここ、美味しいに決まっています。私は長野で生まれ育ったのでそれが普通でしたからあまり敏感じゃないんですよね。それにしてもこの日は最高の天気だったので本当に気持ち良かったです。
ここの駐車場で観光客の一人がドローンで空撮をしていましたね。機体はDJI Mavic Proで間違いありません。見事な安定性で山肌伝いの上昇気流を物ともせずきっと良い映像が撮れたでしょうね。ただ傍から見ているとやはりあの音が気になりますね。最初は近くにスズメバチでも飛んでいるのかと思い探してしまいました．．．。
いろは坂があの漫画で有名だから ”つい血が騒ぐ” というわけではありませんが、愛車MINIでの走行がとても気持ち良かったです。私のMINIはエンジンも何もいじってないですし13インチの重たいタイヤを履いているので絶対速度は遅いのですが、なぜか峠道になると他の車が牛歩のように遅くなるので、追越車線独占でぐんぐん上りました。先日北海道でレンタルした軽自動車のオートマの出来が悪かったせいもあり、改めてClassic Miniのダイレクトな走りに感動。やっぱり良い車です。
