Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

ヨコハマ・サイクルスタイル 2018(3)

By
All Photo by inos

昨年のこのイベントで初めて目にした奇妙な自転車がOX BIKEのPECO buccho。トレンクルよりも小さな12インチというタイヤは横から見ればちょっとゴツゴツした印象だけですが上から見るとその太さに驚きます。

目測で8cmくらいあるファットバイクのそれを連想させるバルーンタイヤ、本来の用途はいったい何用?なのって質問すればよかったと後悔していますが、少なくともこのタイヤにマッチするリムは存在しないようで、OX BIKEさんオリジナル製品としてアルミの塊から旋盤を使って削り出しているそうです。相当量のアルミを削ることになりますから半分以上の材料は削りカスとしてゴミになってしまうようですが、それらはリサイクルして再びアルミの塊にするんだとか。

このPECO bucchoもディスクブレーキを身に纏っています。一般的なリムブレーキに比べディスクはかなりクイックに効く傾向であるため小径車になるほど操作がシビアになるのですが、この車両は案外マイルドに効きましたね。というかタイヤがロックしても小径なのでロックした感覚は少ない...。

試乗車で短時間乗るだけならディスクブレーキというのは最高に気持ちの良いブレーキシステムと感じます。ガツンと効く安心感の中で丁度良いところを探る感じ。ママチャリのつもりで操作すると簡単にゴロンと前転すると思いますけど。世界的な競技ではディスクブレーキの使用が禁止されている大会もあるらしいですから安全面に問題があるとか、性能差が出すぎるとか何か理由があるのでしょうね。

高速ダウンヒルみたいな状況でブレーキディスクに熱が入った時の効き具合とかはどうなんでしょうね? 組み合わせるパッド次第で温度域が決まってくるんでしょうけど。あとはブレーキシステムのメンテナンスとかどうやるのか自動車のソレともちょっと違うでしょうから未知です。

これだけ太いタイヤですからオフロードも快適に走れる自転車!みたいな先入観で見てしまうと拍子抜けするかもしれませんが、基本的には頑固な乗り方はNG。ラフロードの走行くらいはOKという設計ポリシーはタイヤだけの問題ではなく折り畳み自転車という位置づけからなるもの。まあ仮にフレーム剛性が確保できても小径車での悪路は圧倒的に不利ですからね、これで階段を下りて行こうなんて考えるほうが間違ってますか。

真夏の暑さの中、私のような半ば冷やかし客も含め皆思い思いの自転車を十分に堪能している様子でした。何より小径車の祭典みたいな感じなので見るのも試乗するのも全て身近な感じがする...。フェラーリの集団に軽自動車で入っていくようなアウェイ感が無いとでも言いましょうか。大きい自転車も展示されているんですけどね、小さい自転車に人気が集まるイベントなのです。汗だくになりながらも楽しめた1日でした。

コメントを残す

*
*
* (公開されません)