Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

ヨコハマ・サイクルスタイル 2018(2)

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All Photo by inos

Besv PS1も当ブログで何度か話題にした事のあるスタイリッシュな電動アシスト自転車。某テレビドラマで嵐の相場君が乗っていた事でも有名ですね。

私がこの自転車に注目する理由は洗練されたデザインもさることながら、驚くべき長距離走行を実現している事。パワーアシストモードにもよりますが最新モデルであれば最長で100kmを実現しており、山坂道を加味しても恐らく実効値で60km〜70km程度は頑張ってくれるんじゃないかと。私の1日50kmポタリングをフルサポートしてくれるカッコイイアシスト自転車は多分このモデルしかないという現状。

Besvにもこの形のモデルは2種類あって、カーボンフレームを採用したPS1とアルミボディを採用し価格を抑えたPSA1、他にもブレーキやギヤも異なるようですが重量差は約2kgで、PSA1は走行距離が10km減の90km。今回の試乗は勿論カーボンフレームのPS1。

電動アシスト自転車は搭載するバッテリーがいかに軽量コンパクトで大容量かがポイント。せっかくのカーボンフレーム自転車でもバッテリーが重くてはメリットは半減ですし大きければスタイリッシュじゃない。かといって軽量コンパクトを追及すれば十分な容量が確保出来ず走行距離がのびない...。それらを良いところでバランスさせているのがこのPS1だと思っています。

フレーム形状を工夫する事でバッテリーの存在に違和感がなく取り外しも簡単。充電は装着したままでも取り外しても可能で「出川哲朗の充電させてくれませんか」みたいに、出先でご飯を食べている間にお店にお願いをして充電させてもらうにも圧迫感のないサイズ感。その場合別途ACアダプターを持参しないといけないのは玉に傷ですけど。バッテリー本体からACケーブルが生えていればコンパクトで良いんですけどね。

人気のモデルのため次々に試乗希望者が訪れます。私も前の人の帰りを待っての試乗となりました。走り出してすぐに感じるどっしり感はボリューミーなフレームデザインからくるものだと思いますが、自分で操っているというより自転車に乗せられているような感覚は大排気量エンジンを積んだ電子制御バリバリのスポーツカーみたい。走りながら「ポルシェだなこれは」って思いました。

試乗前にPS1を持ち上げてみた時は「重すぎる」という印象を持ちましたしそれは18kgという数値でも証明されていますが、走行中は電動アシストの恩恵で車重を全く感じさせないのですから完成度の高さは流石ですね。アシスト上限の24km/hまでは一気に加速して出来ればもう少しスピードを出したくなる感じ。しかし普段7kg〜8kgのトレンクルに乗っていると18kgという重量は原付バイクくらいのパンチがあり所有するには躊躇してしまいますね。バッテリーが切れたら地獄だな!とか、ちょっと持ち上げて移動したい時とか。

この自転車は前後にサスペンションが搭載されておりフロントはショックの硬さを調整出来るようになっています。それを知らずに試乗した私はリアに比べフロントが随分プアでリジット感に欠けるなぁと不満を抱きましたが、聞けばそういう事のようで走行時のセッティングが一番ソフトに振られていました。短距離走行であれば乗り心地は良いに越した事はありませんが、長距離走行の際はどちらかと言うとリジットなほうが疲れないような気がします。そこが調整出来るのは良いかもしれませんね。

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