新型新型と言っておりますが、このジムニーも発売から既に1年半が経過し、呼び方としては現行型という方が適切な気がします。私は発売後に注文し納車まで約1年待ちましたからそれだけで ”型” としては1年古くなっている事になります。

それはそうと今は新しく見えるこの新型ジムニー、歴代のモデルチェンジををカウントするとこれが4世代目という事になるわけですが、冷静に考えてみるとこの4世代目ジムニーがシリーズ中最後のジムニーになるのではないか？そんな気がしてきます。

3世代目から4世代目へのモデルチェンジには20年のブランクがあり、その間に自動車業界全体が時代に見合った技術開発を繰り返してきたわけですが、今後仮に5世代目へのモデルチェンジが同じく20年掛かると想定すると、2040年前後にこうした ”走りに特化した車” がそのままの形でリリースされるはずがなく、環境問題や安全性の観点から、そもそもガソリンエンジンは使っていない可能性がありますし、自動運転等の技術は当然介入してくるでしょう。

一言で言うならEV-AIジムニーへと進化していくと考えられるのです。今後発売される全ての新型車には自動ブレーキシステムを義務付けると数日前にニュースになったばかりですが、近い将来はEVと自動運転システムの義務付けが当たり前になるかもしれません。

そう考えると歴代ジムニーの延長で作られたこの新型ジムニーは、ジムニーらしさを残した最後のジムニーになる可能性が高いという事です。勿論今後細かなマイナーチェンジは繰り返すと思いますけど、フルモデルチェンジ！その時は大きな変化の時だと思います。