Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

あ、それわかる! って人がいたら語ってみたい話

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All Photo by inos

昨夜、Mr.ChildrenのニューアルバムをTUTAYAまでレンタルに行ったら「明日からレンタル開始です」と言われ、今日になって行ってみたら20枚ほどの在庫が全てレンタル中になっていて閉口しました。結局TUTAYAとは反対方向に位置するGEOでレンタル出来ました。

丁度今夜NHKで放送されたSONGSという音楽番組でMr.Childrenが特集されていて、ボーカルの桜井さんはなかなか興味深い事を言っていましたね。

「僕自身生きている上で何の主張もないんですね。メッセージも殆ど持っていないし、ぽかんと生きている。そういう人間が音を出して、メロディがあって、そこに言葉をのっけてみろって、無理やり吐き出されると、本当は心の奥でこんなものを思っていたみたいなものが音楽に引き出される。その瞬間が感動。」

なるほどなって思いました。いえ、私は音楽家ではないので曲作りはしませんが、映像作品を作る時も写真を撮る時も、自分を取り巻く環境や状況に力を引き出される時ってあると思うのです。腕の良いカメラマンが撮ってきた映像を上手く繋ぎ合わせていたら、いつの間にかこんなにカッコイイ作品になっちゃったよ!とか、撮影目的で来たのだけれど想定外の光が差し込んできて、なんだかそれに感動して、いつもはやらないような大胆な露出でシャッターを切っていたらすごく象徴的な画が撮れたよ、とか。

それって偶然の産物!という意味ではなくて、周囲の環境からインスピレーションを得て、これまでの自分の知識や技術が思わぬカタチで飛躍するというか、逆に周囲の環境に自分を気付かされる瞬間ってあると思うんですよね。

それだって結局は自分自身のアイデアや技術の枠の中でカタチにしているわけですが、何も無いところからアイデアは生まれにくいもので、どれだけ気持ちを高ぶらせてくれるか? 刺激的か? 自分自身が世界に入り込めるか? それってクリエイターにとっては一番近くに置いておきたい感覚だと思います。

逆に煮ても焼いてもだめだなぁという時もあるわけですが、そんな時は多分、取り組んでいる目の前の状況にワクワクしていないんでしょうね。つまるところ、いかに自分が楽しめるか! 前向きに取り組めているか? って事でしょうか。難しいですね。

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