今日はソニーさんのカメライベントのお手伝いをさせて頂いていて、偶然10年くらい前まで一緒にお仕事させて頂いていたカメラマンの方とお会いしました。とは言えイベントでお会いするのは3年ぶりくらいですからそんなに昔の事ではないんですけれど。

私はムービーは仕事（カメラマンでは無い）、写真は趣味として区別してきたのですが、ここ5年ほど前からムービー業界に写真用のスチルカメラが参入したせいで、意思とは関係なく仕事と趣味が融合してしまったようなところがあります。ですから近年映像業界でもてはやされている大判センサーカメラは私にとってスチルカメラの延長のような存在でとても馴染みやすいですしワクワクします。

今日お会いしたカメラマンの方は最新の大判センサーカメラから古くはフィルムのシネカメラ、ステディカムまで何でも使いこなす大ベテラン。普段はスチルしか撮らない私でも「もしムービーで撮るならあの人のように．．．」なんて妄想にふける時に思い出すような人。短い時間でしたが貴重なお話を色々させて頂きました。私もしばらく制作現場（作り手）から離れていると、作品に対する拘りのポイントとか、画質に対する着眼点とか、演出に関する新たな発想とか、そういった教科書に載っていない部分が少しずつボヤけてくるところがありますが、今日のように昔一緒に仕事をしていた人の意見を久しぶりに聞くと、また一つ道しるべを見つけられたような気がしてとてもうれしいです。